フィッシュボード
〜ウッドフィン作成〜

今回はオンフィン(板にフィンが着いた状態)で作っていくので、ラミネートの前に取り付けるウッドフィンを作成していきます。


今回作成するフィンは、片面ボイルのキールフィンです。


片面ボイル:

ファンの片側だけ削ってあり内側がフラットになっているもの。


キールフィン:

ベース(板にくっつく部分)の幅が広い、フィンが大きめのフィン。ドライブ性、ホールド性が高いフィンです。


材料:合板の幅5.5mm

対になるように切り出し、重ねてヤスリがけし形を整えます。


片側だけを対になるように削り出し(写真左下)

ガラスコート#200を片側2枚でラミネートする作業を両側に行う。(写真右下)

余分な所を削り出し対になるように、削りだしウッドフィンの、完成。(写真上)




・フィンをラミネートや積層する時にガラス板の上で作成して、下から光で照らして空気が入っていないか確認しながら作成するのですが、ガラス板がなかったので、厚めのアクリル板で作成を行いました。

・樹脂が固まってアクリル板から剥がす時、アクリル板に樹脂が張り付き剥がすのが大変でした。やる前にFRP離型WAXなければ車用WAXを事前に塗っておくと剥がしやすかったようです。

・片面ずつガラスクラスでラミネートしたのですが変に空気が入ってしまいました。一度に両側挟むようにすれば空気が入らない様になると思います。

・今回の合板は4層だったのですが、もうあと何層あったほうが、フィンの側面のアーチがうまく出せたと思うので今後はもう少し厚めで層がある物を使用したいと思います。


・​全てガラスクロスでやる場合6オンス(約#200)で37層必要なそうです。一層ずつ樹脂でしごき、一度に37層までやって乾燥させて出来るそうです。

・ウッドフィンの木材ではフィンランドバーチというものが良さそうです。少し値がはったので今回は普通の合板で作成しました。