銚子と徳利 | 気楽にト-ク

銚子と徳利

■5月19日<今日の雑学>
禁酒令といえばアメリカが有名だが、日本でも聖武天皇の時代の737年5月19日に禁酒令が出されたことがある。ところで、日本で酒の器と言えば、銚子か徳利だが、その違いはご存じだろうか。今では同じように使われる言葉だが、もともとは正月のお屠蘇や、神前結婚式の三三九度に用いられる、柄や下げ手のついた鍋型の酒器が銚子、瓢箪のような形の酒器が徳利と呼ばれていた。銚子は平安時代から使用され、のちにおもに儀式用となった。一方、徳利は古代の酒器である瓶子から変化したもので、酒を運ぶ道具として発達。酒を燗をして飲むようになった江戸時代に、銚子をじかに火にかけて燗をすると味が悪くなるため、徳利に酒を入れて湯燗するようになり、徳利が一般化。次第に徳利を銚子と呼ぶようになった。ちなみに徳利の語源は、酒を注ぐ時の音という説、朝鮮語のトックル(酒壷)からきたという説などがある。