芭蕉の旅費 | 気楽にト-ク

芭蕉の旅費

「奥の細道」の旅費は?

■5月16日<今日の雑学>
生涯のほとんどを旅に過ごした江戸時代の俳聖、芭蕉が『奥の細道』の旅にでたのは1689年5月16日(旧暦では3月27日)。江戸・深川から最終地の大垣までの距離は約2500km。要した日数はおよそ5カ月だが、その間の旅費はどうやって工面したのだろうか。芭蕉は出発に先立ち、芭蕉庵を売っている。どのくらいで売れたかはわからないが、築6年の比較的新しい草庵だったので、それなりの金が手に入ったと思われる。出発の際には当然、餞別も貰ったに違いない。また、芭蕉は旅の途中、何度も句会を開いており、そのたびごとに謝礼を手にしたはずである。行く先々での門人や支持者たちからの餞別もあっただろう。それを合わせたら、かなりの額になったはずで、宿を提供してくれた人もいたので、そんなに貧乏したわけではなさそうだ。