2つのメ-デ-
ふたつのメーデー
■5月1日<今日の雑学>
イギリスでは「メーデー」というと、労働者の祭典の日であるとともに、「春の花祭」の日でもある。日の出前に若者たちがいろいろな花を手折って冠を作り、村一番の美しい少女にかぶらせて1日中踊ったり歌ったりして遊ぶ。これはゴート民族の風習ともローマ花祭の移植ともいわれる古くからの行事だそうだ。さて、万国の労働者の祭典であるメーデーは、日本では1905年に東京・丸の内の平民社に堺利彦ら約50人が集まった「メーデー茶会」が、最初の集会といわれる。20年の5月2日には上野公園に15団体約1万人が集まっ て行進し、以後は年中行事となった。35年まで続いたが、戦時中は禁止され、戦後の46年になって復活。52年のサンフランシスコ講和条約発効直後には、政府が皇居前広場の使用を禁止したため、デモ隊と警官隊が皇居前で衝突。死者2人と負傷者多数を出す「メーデー事件」が起きた。