桜前線は気象用語ではない?
■3月19日<今日の雑学>
そろそろTVなどで「桜前線」が話題にのぼるころ。桜前線は、すみれ前線、桃前線などとともに「花の前線」のひとつ。ただ「前線」などというと、いかにも気象の専門用語のようだが、実は気象庁の公式用語ではない。1963年に気象庁のお天気相談所がマスコミのために作った言葉で、本来は「開花(満開)等期日線」という。春になると全国の気象台が桜の予想開花・満開日を発表するが、これらの日のところを1本の線でつなぐと天気図の梅雨前線などに似ているためにこう呼んだ。基準にする桜は本州ではソメイヨシノで、2月から3月の気温をもとにして開花と満開の予想日の桜前線を引く。桜の開花には数百年間の記録もあり、気候の変遷を知るのに便利で、昔は農民がその年の稲の実り具合を、桜の咲きぶりで占ったという。花見も本来は暮らしに密着した神事で、花の下で酒を酌み交わすのも、それに付随した神聖な行為に由来する。
そろそろTVなどで「桜前線」が話題にのぼるころ。桜前線は、すみれ前線、桃前線などとともに「花の前線」のひとつ。ただ「前線」などというと、いかにも気象の専門用語のようだが、実は気象庁の公式用語ではない。1963年に気象庁のお天気相談所がマスコミのために作った言葉で、本来は「開花(満開)等期日線」という。春になると全国の気象台が桜の予想開花・満開日を発表するが、これらの日のところを1本の線でつなぐと天気図の梅雨前線などに似ているためにこう呼んだ。基準にする桜は本州ではソメイヨシノで、2月から3月の気温をもとにして開花と満開の予想日の桜前線を引く。桜の開花には数百年間の記録もあり、気候の変遷を知るのに便利で、昔は農民がその年の稲の実り具合を、桜の咲きぶりで占ったという。花見も本来は暮らしに密着した神事で、花の下で酒を酌み交わすのも、それに付随した神聖な行為に由来する。