平成27年度の岐阜県公立高校入試について | プロ家庭教師の勉強の教え方を大公開・ガッツ家庭教師

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平成25年度入試より特色化選抜が廃止され、すべての学校で3月上旬から中旬にかけて第一次入学者選抜を実施し、欠員のある学科・コース・部については、第一次入学者選抜実施後に第二次入学者選抜を実施することとなりました。以下詳しく説明していきますビックリマーク


1.第一次入学者選抜(全日制の過程の場合)


(1)検査内容
①県統一の学力検査
②高校によって、面接実施有
③学力検査に加え、部活動の顕著な実績や学科等の専門領域で必要とされる実技能力等、限定的なものを評価する場合は、面接・小論文・実技検査・自己表現のうちから独自検査を実施有(独自検査での合格割合は各学校が各自設定(詳細はこちら ))

(2)選抜方法  
・調査書+学力検査の結果(面接実施の場合はその結果も含む)を総合的に審査し、入学者を決定します。

調査書:学力検査の結果=7:3~3:7の範囲で各校が定め、事前公開されます。

・③を実施した学校においては、当該学科・コースの30%(ただし、美術・音楽科については100%)を上限として調査書+学力検査の結果(面接実施の場合はその結果も含む)+③の結果に基づいて、入学者を決定します。


スポーツに長けている子を高校がとりたい場合は、検査内容③を利用することになります。

(3)受験学区  
普通科(単位制をのぞく)は、居住する学区及び隣接する学区の受験が可能です。普通科(単位制)、その他学科、定時制はすべての学区を受験することができます。


2.第二次入学者選抜

第一次入学者選抜における合格者数が入学定員に満たない場合に実施となり、募集人員は、入学定員から第一次入学者選抜いおける合格者数を減じた数になります。


(1)検査内容   

①面接

②学力検査・小論文・実技検査のうち、各校が定める検査を実施(学力検査の教科についても各校で定められる)
   
(2)選抜方法
・調査書+実施した検査の結果を総合的に審査し、入学者を決定します。


(3)受験学区  
普通科(単位制をのぞく)は、居住する学区及び隣接する学区の受験が可能です。普通科(単位制)、その他学科、定時制はすべての学区を受験することができます。


◆調査書とは合格

調査書は、成績表に書かれる5段階評価をベースに、授業態度や生徒会、クラスでの役割などについて加点減点してつくられます。その為、授業態度を一変させ、できれば生徒会やクラス役員になっておくと有利に働きます。その他、各種検定試験の保有資格についても書かれているので、時間があれば、検定に申し込んでも良いと思います。


3.入試問題の傾向と対策

■国語

漢字は比較的難しく、現代文に古文が混じるのが定番になってきています。要約・作文が常にでるので、練習を常日頃から行う必要があります。

■数学

毎年20問程度出題され、計算などの基本的な問題が半分弱を占めています。まずはここで点を落とさないように、確実な計算力を身につけておくことが必要です。また、近年、考える力を問う問題が出題されているので、単に公式や解き方ばかりにとらわれず、日頃から難しい問題にもじっくり取り組む事が必要です。

■英語

リスニング・文法と長文読解・英作文という出題形式で、英語の総合力が試される問いになっています。リスニングに強くなる為には、とにかく英語を聞く事です。いろいろなリスニングCDを積極的に活用することが最も有効的です。家庭で学習する際、常に音読し、自分の口からでる音を耳で聞くようにしてください。また単語・文法の知識なしにリスニングはできません。日常の基本的な予復習がリスニングの実力アップにつながることを忘れないでください。文法と長文読解は、中1~中2の範囲が全体の7~8割を占めています。中3の文法事項を確認しながら、中1~中2の範囲の文法の復習もおこなってください。また、年間を通して長文をたくさん読み、まとまった量の文をより速く、より正確に読めるように練習してください。長文を克服することが合格へ近道といえそうです。英作文は、教科書の基本レベルの英文を正確に書けなくてはいけません。それができたら例文を参考にして、自分の意見や立場を英語で表現する練習をする必要があります。

■理科

出題される問題は、ほとんどが基本問題のレベルです。記述問題もでるの為、できるだけ多くの記述問題に取り組み、慣れておきましょう。

■社会

歴史にの大きな流れをしっかりつかむ事が大切です。細かい点にとらわれずに、年表形式でまとめるといいでしょう。そのとき、中国や欧州の動き、日本との交流と関連ずけてみましょう。

地理は、柔軟な思考力と総合力を試す問題が出題されます。国や県の特色もまとめ、地図の見方や気候に関する問題をとけるようにしておきましょう。

公民は、基本的な知識の習得をし、私たちの生活に結び付けて考える事が大切です。



詳しくは、岐阜県教育委員会のHPにも資料がありますので、こちらも併せてご確認ください。


<リンク>

岐阜県教育委員会