睡眠教育:生活改善で成績アップ。睡眠時間は学力に影響を与える! | プロ家庭教師の勉強の教え方を大公開・ガッツ家庭教師

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いきなりですが、

生徒の成績を上げるのにやるべきことは、「勉強を教えること」ばかりではないですビックリマーク
生活改善指導をするだけでも、成績が上がることがあります。

今回は睡眠教育についてのお話です。


●睡眠不足による悪影響まとめ

◆夜間にゲームやスマホなどのディスプレーを長く見ていると、その光で睡眠を誘うホルモンが抑制され、眠れなくなる。
◆レム睡眠(脳が覚醒に近い状態にある睡眠)の際に、脳内で記憶の整理・定着が行われる。睡眠不足だと学習したことが脳内に定着せず、成績にも関係する。
◆ノンレム睡眠(脳が休息している深い睡眠状態)の際、成長ホルモンが大量に分泌される。睡眠不足だと成長に影響したり、筋力やけがの回復に影響したりする。
◆夜型生活をしながら学校生活を続けていると、慢性的な睡眠不足によって、疲労感や情緒不安定をもたらし、判断力を鈍らせたり、「うつ」に近い状態になり、「こころの健康」に影響を及ぼしたりする。

ベネッセ教育サイト:食育の次は「睡眠教育」生活習慣を改善より
http://benesse.jp/blog/20140515/p2.html

学校は朝からなので、夜型夜生活をしていると上記にあるように「慢性的な睡眠不足」に陥って、学校で授業が聞けず、勉強も分からずじまいということが起こってしまいます。

また、睡眠中に記憶の整理・定着が行われるというのは有名な話で、睡眠不足だと学習したことが定着しないことになり、せっかく大切なことを教えても、無駄になってしまいます。先生の努力が無駄になりますあせるあせるそんな寂しいことはないですよね。。。





生活習慣と「学力向上」(和洋女子大学 鈴木みゆき教授)より
http://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/seisaku/2013konwakai/documents/251224iin-suzuki.pdf

グラフより睡眠時間が多い人ほど成績が良く、就寝時間が早い人ほど成績がいい電球ことが分かります。必要な睡眠時間は人それぞれですが、起きているときに眠くて集中できないということが多いのであれば、それは、睡眠が十分に取れていない可能性が高いです。


指導していく上でのオススメは、

1.起床時間・就寝時間を決めて、そのルールを毎日守らせること。ルーティンチェック表を作成すると取り組みをチェックできるので、便利ですよ。

2.指導手帳の後ろについている「生徒の生活・スケジュール」表を利用して、生徒の生活実態を把握すること。


この2点です。成績アップのためには、生活改善も必要なことなので、生徒の生活が乱れているショック!ようであれば、是非、生活改善を提案してみてください。


また、以下のような報告もあります。

現代日本では、中学生、高校生の間にも携帯電話が広く普及しており、日本の中学生および高校生を対象にした横断研究では、就床後に携帯電話を会話やメールのために使用する頻度が多い者ほど、睡眠の問題を抱えている割合が高いことが示されている17。就寝直前の携帯電話の使用が中学生、高校生の夜更かしを促進し、睡眠に悪い影響を及ぼしている可能性がある。

厚生労働省健康局「健康づくりのための睡眠指針2014」より
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000042751.pdf


携帯電話スマホも就寝の邪魔をしている可能性が高いです。この場合は、「何時に寝て、何時に起きる」という生活改善提案以外に、携帯電話の使用についてもルールを決めてあげないとダメです。

それでも、日中に眠いと言うのであれば、睡眠障害マスクがあるかも知れませんので、その場合は、お医者さん医者に診てもらうように提案してみてください。

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