『分かった』つもり、でも分かっていない。
指導していて生徒にそう感じた事はありませんか?
問題を解ける=問題について理解しているというわけではありません。
考えなくとも、解き方さえ分かっていれば問題は解けてしまいます。
しかし、当然ですがそれで良いわけはありません。
解き方の根本を理解していなければ、問題の形式が変わると対応できず、解けなくなってしまいます。
ではどうするか、
今回は≪分かったつもり≫を≪分かる≫に変えるちょっとした方法の紹介をしたいと思います。
例えば、
Q.傾きが2で、点(2,-1)を通る直線の式を求めよ。
y=ax+b
y=2x+b
-1=2・2+b
b=-5
A.y=2x-5
となります。
恐らく多くの生徒のノートには、上の様な式だけ書かれているのではないでしょうか。
ここで下の図をみてください。
見て何か気づくところはありませんか?
この付箋には、左の式に対し、右にその式の説明を施しています。
多くの先生は答えまでの式を書いて、式の意味を口頭で説明していきます。
しかし、重要なのは式の意味を書いてあげる、
もしくはその説明した事を生徒自身に書いてもらうことです。
そうすることで、問題の解く上での根本理解をしているかが分かります。
それこそが生徒にしてもらわなければならない事なのです。
用意するものは付箋だけ、もしくは問題を解くときにノートの横にスペースを空けておくだけです。
ちょっとした工夫ですが、ぜひとも試してみてください