定期テストの範囲表を学校から渡されていると思います。実はこの範囲表、ただぼんやりと眺めているだけでは、何の役にも立ちません。範囲表からやらなければならない問題の数や教科書のページ数などを的確に把握することで、初めて役立つものに変身します。
まず、範囲表を見ながら、問題数などを書き出します。「数学は、学校のワークから80題、教科書は章末問題4ページ、問題集から92題。英語は、本文訳が22ページ、学校のワークが31ページ、単語が84個。・・・・」と書き出していくと、自分の時間がどうやっても足りないことに気づくことがあります。無理を承知で、それでもすべてをやろうとすると、多くの場合、計画倒れになってしまい、テストの結果も良い結果は得られません。ここで大切なのは、優先順位をつけ、重要なことからやるようにすることです。
優先順位のつけ方は、とっても簡単です。
<優先順位のつけ方>
1.絶対に解けるという問題はやらないと決める
2.基礎問題やテストに出る確率の高い問題をレベル1とする
3.やや難しいがやっておくとさらに得点がねらえる問題をレベル2とする
4.かなり難しい難問をレベル3とする
5.レベル1の問題から解くように計画を立てる
経営学にパレートの法則というものがあります。上位20項目が全体の80%を占めるという法則です。実際、コンビニエンスストアでは、売れ筋の少数の商品(全体の20%の品目)の売上げが、全体の売上げの80%を占めることもあるそうです。定期テストでも、同じことが言えます。優先順位を見極め、基礎問題やテストに出る確率の高い問題をしっかりやれば、どの教科でも80点は狙えます。
もちろん、基礎問題やテストに出る確率の高い問題をやりきるだけでもすごく大変と感じる子もたくさんいると思います。大切なのは、自分のレベルに合わせて、レベル分けをすることです。今できることを実行し続けて、1つずつレベルをアップさせていけば、必ず高得点に近づけるようになります。