家庭教師を雇われるお子さんは、勉強に対して『つまらない・面白くない』と感じている事が多いです。
では、『つまらない』・『面白くない』と感じてしまうのはのは何故でしょうか
それは、
勉強することで『おいしい思い』をした事がないからです。
人間の『感覚』は脳の信号と分泌する化学物質によって左右されます。
スポーツで努力をし続けるのはその努力の結果に満足できたからであり、音楽活動で練習を続けるのはコンサートやライブで気持ちいい思いをしたからです。その状態の時、脳は私たちに『楽しさ・面白さ』を与えてくれます。
その『楽しさ』・『面白さ』をまた得よう・得たいと思ってまた努力をしていきます。
おいしい思いを出来たかどうか、出来るかどうか、それが人が努力する原動力です。
この事から、先生の役割はいかに勉強が面白い物かを体験させることにあります。
そのためには、『表面的に』勉強を面白い物にして勉強をしてもらうきっかけを与え、その後『達成感』を与えて勉強の本当の面白さを感じてもらう必要があります。
難しいのはきっかけを与えることです。どうすれば勉強をしてもらえるでしょうか。
それに対して
①.課題のちょこちょこ出しで、即席の達成感を与える。
②.『勉強をする』を『マンガを読む』に置換する。
私はこの2つをおすすめします。
①.課題のちょこちょこ出しで、即席の達成感を与える。
スポーツでの喜びといえば『試合で勝つこと』ですが、日々の練習の中でも『出来なかったことが出来るようになった』時もまた嬉しいですよね。それが次へのモチベーションにも繋がります。
勉強でも同じ、その子に合った課題をちょこちょこ出し、達成していけば勉強に対しても『楽しい』とそう感じるはずです。
- 高校入試デルカ暗記カード歴史
- 英単語 (高校入試カードで合格)
・暗記用のカードが収録されている本です。
カードをめくってい一問一答で答えていけて、場所時間を選ばずに勉強できるのがメリットです。
高校入試頻出漢字暗記法/増進堂・受験研究社
・ゴロ合わせとかそういうのではなく、赤シートで隠して覚えることを想定して作ってある英単語・漢字帳です。シンプルな構成で使いやすいです。
こういうタイプの教材は小出しがしやすく、与えた課題に対する努力がすぐに結果に結びつきます。そういう意味で①に対してとても効果的だと思われます。
②.『勉強をする』を『マンガを読む』に置換する。
『勉強しなさい!』という言葉に抵抗がある子に対しては、『勉強』に対して『嫌なもの』というイメージを持っています。
なので『勉強をする』のではなく、マンガ形式の参考書を使ってその抵抗を和らげてあげることも効果的です。
こちらでおススメできるのが
■まんがシリーズ「世界史」「公民」「日本史」「年代暗記」
まんが中学歴史年代暗記80―
一番点数が上がりやすく、なお且つ楽しんで勉強できるのが『社会分野』だと思います。
これらの参考書は一見すると本当にマンガなので教科書が嫌いな子でも抵抗なく入り込めます。
勉強が嫌いだと言っている人にはその楽しさを知ってもらう事が不可欠です。
そのためにも先生たちは是非そのきっかけを作ってあげてください