四国に来るときは、いつもこの古民家でお世話になってます。
大きな居間には囲炉裏が2つあり大勢でもオーケイ
囲炉裏はもちろん、炭で火をおこしています。
アマゴが美味しそうに焼けています。
そばごめ汁
昔、徳島の祖谷(いや)地方は山々に囲まれており、米が育ちにくい気候とされていた。その祖谷地方に源平合戦で負けてしまった平家がやってきた際に、米の代わりとなり、なおかつ栽培期間が短いそばの実を育て、そばを作ることが定着したと言われている。「そば米雑炊(そば米汁)」はそんなそば文化から生まれた郷土料理。通常、そばの実を粉にしてそばを作るが、そば米雑炊ではそばの実をそのまま塩ゆでして殻をむき、乾燥させる。これを「そば米」として、野菜や肉とともにだしで煮込み、雑炊に仕上げる。 そばはたんぱく質やミネラル、食物繊維も多く含まれており、単体で栄養価値が高い。そこに野菜や肉をたっぷり加えて作る雑炊は栄養バランスのとれた一品となっており、今もなお県民に親しまれ続けている。
祖谷の石豆腐
徳島県の祖谷地方。昔からつくられてきたのが、石豆腐とも岩豆腐とも呼ばれる、固くてどっしりとした豆腐。失敗して貴重な大豆を無駄にしないよう、にがりをたくさん入れたため固くなったといいます。石豆腐は固くて水分が少ないため、傷みにくく日持ちします。標高が高く平地が少ない祖谷。稲作には向かず、人々の主食は、わずかな耕作地で作る大麦や稗、蕎麦などでした。タンパク質が凝縮された石豆腐は、なくてはならない栄養源だったのです。豆腐を「餅」の代わりにした雑煮は、祖谷の伝統的な正月料理。今も地元の人々に愛されています。
大きいお皿の真ん中にあるのが石豆腐
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