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衝撃のデビュー作「悲しみよ こんにちわ」の待望の第二作。

この作品でサガンの才能が名実共に認められました。

ストーリーは恋人のいる大学生の女の子と既婚中年男性との短い恋のアバンチュールを描いたもの。

サガン19歳の時の作品という先入観がなければ読み続けるのはしんどいかも。


これは1954年作品ですから、当時としては女子大生と中年男の不倫話、というだけでセンセーショナルだったんでしょうね。

まだ文章は洗練されていないんだけど、所々にサガンの感性がキラリと光ります。それにしてもこの才能。弱冠19歳の作品とは思えません。

彼女独自のシニカルな表現力と感性には、オバサンもうなっちゃいます。

この作品は私も学生時代に読んだはずなのですが、主人公と同世代だった私は当時どんな感想を持っていたのかしら。(まったく記憶にない^^;)それにしても、主人公のドミニックみたいな子。実際にいたら、ちょっと疲れるな。

☆☆☆
著者: フランソワーズ サガン, 朝吹 登水子, Francoise Sagan
タイトル: 優しい関係
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