題名が聖書を連想させて長い間埃をかぶっていた本です。(どうも私は題名だけで判断してしまうので、けっこう損している)。いやはや、ストーリーテラーのアーチャーはさすが面白い。英国版「華麗なる一族」ですな。
始めのアベルの極貧波乱万丈物語は矛盾点も多々ありでしたが、ケインの上流階級サイドを描かせればアーチャーの真骨頂。おまけに株の投資にいたっては文章も生き生きしています。何より面白さを増しているのは、随所に実在の人物や企業が織り込まれているところ。アル・カポネまでちらっと登場するところは思わずニンマリ。
アベルの創立したホテルはマリオットホテルだと思うんですが...(???)
ここからネタバレ
この作品は、「運命の息子」と混同していて、てっきりケインとアベルが双子かと思ってしまった(^^;)。私の勘では、冒頭のアベルが妙に浮いているので、途中で構想を変えてたんだと思うな。それはそれで傑作になったけど、その後、当初の予定通り「運命の息子」を仕上げたのではないのかと疑ってます。何故なら、布石としての銀の腕輪やアベルの片方の乳首が尻切れトンボだし、ケインとアベルの誕生日が同じっていうのも不自然。(と、続編の「ロスノフスキの娘」を読んでいないので何ともいえませんが。どういうわけか、下巻だけ本棚にあるんだよね^^;)

著者: ジェフリー・アーチャー, 永井 淳
タイトル: ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3

著者: ジェフリー・アーチャー, 永井 淳
タイトル: ケインとアベル 下 新潮文庫 ア 5-4
始めのアベルの極貧波乱万丈物語は矛盾点も多々ありでしたが、ケインの上流階級サイドを描かせればアーチャーの真骨頂。おまけに株の投資にいたっては文章も生き生きしています。何より面白さを増しているのは、随所に実在の人物や企業が織り込まれているところ。アル・カポネまでちらっと登場するところは思わずニンマリ。
アベルの創立したホテルはマリオットホテルだと思うんですが...(???)
ここからネタバレ
この作品は、「運命の息子」と混同していて、てっきりケインとアベルが双子かと思ってしまった(^^;)。私の勘では、冒頭のアベルが妙に浮いているので、途中で構想を変えてたんだと思うな。それはそれで傑作になったけど、その後、当初の予定通り「運命の息子」を仕上げたのではないのかと疑ってます。何故なら、布石としての銀の腕輪やアベルの片方の乳首が尻切れトンボだし、ケインとアベルの誕生日が同じっていうのも不自然。(と、続編の「ロスノフスキの娘」を読んでいないので何ともいえませんが。どういうわけか、下巻だけ本棚にあるんだよね^^;)

著者: ジェフリー・アーチャー, 永井 淳
タイトル: ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3

著者: ジェフリー・アーチャー, 永井 淳
タイトル: ケインとアベル 下 新潮文庫 ア 5-4