根津みほです。

うちの夫は結婚するときに 
わたしに
「これからは仕事と家庭のバランスをとれる人間になる」と言い

やっとこさ長女を身ごもれたときに
わたしに
「今度こそ仕事と家庭のバランスのとれた人間になる」と言い


わたしが子宮頸がんの前癌状態と診断されたときに(いま現在は半年に一回の検診で安定してます)
わたしに
「仕事のバランス取りながら家庭をがんばる」と言い

わたしが最後のつもりで次女を産んだときに
わたしに
「まだがんばれていないけど、変われる伸び代があるからがんばる」
と言った。



それから2年、別に変わっていない

だから、絶賛ワンオペ中



先日モヤモヤすることがありました。

それは

公園の遊具で遊んでいたときのこと

ドーム型というか築山型というか

割と大きめの白い山で

山の上から子どもたちが滑って遊ぶ

硬い遊具で、ツルツルすべるから

みんな裸足になるアレです。

あの遊具で

うちの子どもと

子どものお友だち姉妹AちゃんBちゃんと遊んでいました。

その日は晴れていたので
その遊具にもうじゃうじゃと20人くらいの

2〜5歳くらいの幼児たちが
ところせましと楽しそうにはしゃいでいました。

周りには
自分の子が、よそのお子さんにぶつからないよう
トラブルにならないよう見ている親がズラリ

わざとじゃなくても
夢中になって、よそのお子さんがまだ下にいるのに滑って

ちょっと当たってしまって

「すいません〜」というようなあのお馴染みの光景です。





そんななかに
4歳くらいの一人の男の子がいました。

その男の子は

山の上のお友だちをわざと押したり
まだ下にいるお友だちめがけて滑り蹴っていました。

うちの子も押されたり蹴られました。

この山から退場したいなぁ

と思い

「あっちの遊具いかない?」
と促しましたが

うちの子はまだやりたい気持ちがあって
また登っていきます。

男の子はだんだんエスカレートしてきました。

妙な空気感が漂っています。

他の親も気づいてきました。

そしてその男の子は

うちの長女がいる下に向かって滑り
強く蹴りました。

そこで長女が泣いたので
わたしはサッと長女のところに行きました。

男の子はサッと走っていきました。

泣くと大騒ぎな長女をなぐさめ

「蹴ったりするお友だちがいるから
イヤだったらあっちの遊具行こうよ」と言い

振り向くと、、、


なんと次女が

その男の子に

髪をわしづかみにされて
背中を押さえつけられ土下座の格好

になっていました。

!!!

次女は泣きもしなかったので発見が遅れました。
(固まっていた)

わたしは

「やめようね」と言ってたか言ってないのか
実際こんな感じなのか覚えておらず

すぐに男の子の手をはずし

次女を抱きかかえましたが

その男の子はまたサッと走り去りました。


どういうことじゃー!!

こんな姿の我が子はじめてみたショック!!





「あの子の親はどこなの?怒」

と思っていたらその男の子に

今度は向こうで
Aちゃんの妹のBちゃんが泣かされているじゃありませんか。

そして次はAちゃんと睨みあい
服を引っ張りあっている。

Aちゃんたちのところに飛んでいきました。

Aちゃんついに泣いた!

Aちゃんのママのところに

「すいませ〜ん、この子いっしょに遊びたいみたいで」
と、遠くから小走りで母親登場。

えっ、遊びたいの?
違くない?

Aちゃんママ無言。

男の子、お山の上でつぎつぎとお友だちを押していく。

けれど母親は、また元の場所に戻る。

そっちをみてみると父親もいる。

男の子、お山の下のお友だちを相変わらず蹴る。


わたしモヤモヤ

でも、迷う。

この子に注意しようかどうか

そこにやっと父親登場。

「こらー!!」

すごい勢いで怒鳴る。

「こらー!!」

悲しいほど効果ない!!

わたし達は退場することにしました。

靴下を履かせていると

その男の子は父親に担がれて退場させられていました。




この一件を1週間もモヤモヤし続けていたわたしです。

考えては答えをだし

あのときどう対処していればよかったのか、、、

注意してればよかったのかどうか、、、

これから同じ問題が起きたときにどうしたらいいのか、、、

育児していると少なからずこういう悩みとぶち当たる。

いつも一人で悩んできた。



そして思い切って

夫にラインを入れてみた。

どうせ返信はないだろうけど

親として、知っとけよと。

ところが、返信が来た!

〝俺なら感情的にならずに、親に事実を指摘するね〟

〝父親が怒鳴っても効かないなら、子どもに言ったところでわからない〟

〝4人も泣かせたら子どもの喧嘩の域を超えてるから、遊ぶなら見ててくれませんかと言う〟

わたしは唸った。

ナイスな返信だ。

なるほどな、と。

そして感動した。

夫、親になっていたんだな

産後初めて尊敬した。


わたしは、夫を家庭をかえりみない男

戦力外と思っていました。

今回、悩みを投げてみて

それは思い込みであったのだと気付いたのでありました。

参考記事