昨日で官公庁や多くの会社では仕事納めであったが、当事務所は今日まで仕事しています。
2008年もあっと言う間に過ぎてしまったような気がします。

今年を振り返ると、やはり6月、7月と二度に渡り大きな地震があったことです。
また、平泉の世界遺産登録がならなかったことが残念でした。
さらに、リーマンショックを機に、日本の景気もおかしくなってしまい現在に至っています。

先行きは不透明となっております。
これを見ると、今年は良い話がなかったのかと思います。
しかし、僕が専門として取り扱っている業務を周知させる事件もありました。

まず、音楽プロデューサーの小室哲哉氏が音楽著作権の譲渡を巡る詐欺容疑で逮捕起訴されたことです。
この事件では、文化庁の著作権登録制度が利用されていたことから、著作権登録制度があることが社会に広く知られることになったと思います。

この事件を機に、著作権登録の重要性が増したことから、今後、著作権登録に関する業務が増えると考えております。

次いで、青森県で登録料の支払いを忘れたことでりんごの品種登録が取り消される事件がありました。
この事件によって、農水省への品種登録制度が広く知られたと思います。

また、日本の農業を再生するにあたっては、育成者権など知的財産権の保護・活用など知財戦略が一層重視されるのではないかと考えております。

現に、農水省に知的財産課が設置されたり、農林水産分野の知財戦略をサポートするサイトなどが立ち上がっております。

さらに、JASRAC(日本音楽著作権協会)に独占禁止法違反(私的独占)の疑いで、公正取引委員会の調査が行われたことです。

これを機に、JASRACによる音楽著作権の集中管理が見直され、民間企業などによる著作権管理事業への新規参入が増えることが予想されます。
そのため、著作権管理事業者登録に関する業務も増えると考えられます。

これを見ると、当事務所にとって、来年以降は期待が持てるのかなと思います。
混迷となっている状況下では、前向きに考えることが大事ではないかとも思います。

最後に、当ブログのお気に入り登録者が一気に増えたことです。
当ブログを読んでくれた方にはとても感謝をしております。
ブログ経由からも仕事が増えればなと思っております。

明日28日から年明け1月4日まで、当行政書士事務所は正月休みに入ります。
今年のブログ更新は今日で最後となります。
仕事始めは、1月5日からとなります。

では、良いお年をお過ごしください。