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正月2日に平泉に行き、毛越寺、中尊寺と初詣してきた。
中尊寺は金色堂が有名である。
一方、毛越寺は庭園が有名である。

今日は、毛越寺の庭園を撮影した画像2枚をアップします。
どうぞご覧になってください。
毛越寺の庭園は春が見ごろであるが、雪化粧した庭園も美を感じさせた。

そこで今日は、庭園に著作権があるのか紹介したい。
まず、庭園は「建築の著作物」とされる。
建築の著作物とは、思想または感情が土地上の工作物によって表現された著作物をいう。

毛越寺の庭園は、仏の世界を地上に表現した浄土庭園と伝えられている。
そのため、仏教の思想が表現された庭園であること、それから、海岸の岩山の景観(築山)や海岸線の砂浜の美しさ(州浜)を表現していることから、建築の著作物として著作権で保護される。

なお、最初の画像は庭園の州浜を撮影したもので、最も美しいと言われている。
さらに、画像に写っているが毛越寺の庭園は、池に立っている石(池中立石)がシンボルになっている。

建築の著作物を巡る判例にて、「建物、庭園及び庭園の構成要素としての彫刻などが一体となっているものは1つの著作物を構成するものである」とされている。

池中立石は庭園と一体となっているものであるから、「建築の著作物」として保護されることになる。
なお、建築著作物は模倣建築をしない限り、権利者の許諾なしに自由に利用することが認められている。

また、毛越寺の庭園は平安時代に創作されたものであることから、著作権の保護期間はすでに満了しパブリックドメインになっている。

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URL:http://blogs.yahoo.co.jp/gut_expert/46407478.html

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URL:http://blogs.yahoo.co.jp/gut_expert/53410252.html
URL:http://blogs.yahoo.co.jp/gut_expert/62101809.html