こりゃ、ダメだ。巨大なマイナス財産を承継した小池さんは、再生請負人の自覚が必要 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

小池さんが少々気の毒になってきた。

想定外の事態が、次々に明らかになってきているような気がしている。
数値の信用性まで問題になってきているのだとしたら、門外漢の私たちなど何を信じていいのか分からなくなる。
検査会社を変えたから想定外の数値が検出された、ということであれば、そもそも以前の検査は正確だったのかしら、ということになる。
地下空間の存在を知っているはずの人たちが、都議会に全部埋め土をしたと報告している上司たちに一切地下空間の存在を知らせなかったくらいだから、これまでの検査結果の数値は検査結果には大した問題はなかった、と報告するために検出されたデータに何らかの操作をした後の数値だったのではないか、という疑念が出てくる。

東京都の職員の方々の言うことをまともに信じていていいのかしら、と思うような大変な事態になってきているようである。

小池さんはそろそろ意気揚々と豊洲市場の安全宣言を出してもいいタイミングだったと思うが、これではとても安全宣言どころの話ではない。
何だか底が抜けて、無限の空間に落ちていくような感じさえある。

一つだけ言えるのは、この場所を選んだのがそもそもの誤りだった。
止めておけばよかったのに、ということだ。

小池さんのことだから何とか打開策を見付けてくれるとは思っているが、豊洲はどうやらとてつもなく重い荷物になりそうである。
こんなに酷いことになっていることが分っていたら、こんな難しい仕事を引き受けなくてもよかったのに、とさえ思う。

2020年東京オリンピックも豊洲も相当のお荷物である。

あれれ、小池さんはそういう東京の都政の再建や再生を引き受けてしまったんだ。
現在のような事態になることは、さすがの小池さんも想定していなかっただろうな。
お気の毒に。
そう、思い始めたところである。

小池さんがやらなければならないのは、そういう酷い状況に陥っている東京都政の建て直しだろう、という気がしてきた。
これまでは、多分皆さん、いい夢ばかり見てきておられたと思うが、本当はマイナスの事柄が山積しているのだと思う。
小池さんが苦労するのは、これからである。

小池さんは、ご自分の役割がどうやら東京都の再生にある、と覚悟された方がよさそうである。