国会に託児施設が出来たら、男性議員も赤ちゃんを連れて国会に行くのがよさそうだ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

育児休暇取得宣言をした男性の国会議員がいたが、男性国会議員の育児休暇取得の可否を論ずる前にまずはその男性国会議員の配偶者の方の無事出産を祈りたい。

母子ともに健康でありますように。

妊娠、出産は病気ではないと言うものの、やはり人生における一大事であり、出産の時を迎えるまで男性はただ祈るだけである。
多分、育児休暇取得云々の話をされた時は、まだ配偶者の出産が現実のもののように感じられなかった、実感がなかったのだろうと思う。

今頃は、多分安産祈願でどこかの神社にお参りでもされているのではないか。

勿論育児をどうするか、ということは予め家族でよく話し合って決めておかれた方がいいのだが、まずは無事出産に辿り着くことが大事である。
育児については、それぞれの家庭環境や生活状況に応じて工夫するしかない。
育児について身内の方の協力や援助を得られる方と夫婦だけで育児を考えなければならない方、専業主婦と共稼ぎ世帯、保育所に頼れる方と保育所に空きがなくて保育所を頼れない方、などなど千差万別である。

それぞれのご家庭の状況や環境に応じて考えていかなければならないのが育児だと思う。

件の国会議員と同様の状態にある男性の国会議員が、皆、一様に育児休暇の取得を考えるわけではないと思われる。
色々なバリエーション、色々な工夫があっていいのだろうと思う。

昨日のビヨンドXプロジェクト全体会議に1歳半になる子どもさんを連れて参加された男性がいた。
鴇田くに奨学基金第2号奨学生の竹内健太さんである。
小さな、実に可愛らしい女のお子さんを抱きかかえるようにして会議に参加された。

そうか、最近の若い方々は、皆さんこんな風にして育児に参加されているのだ。
これでいいじゃないか。
イクメンのやり方は色々ありそうだ、というのが私の感想である。

国会に託児施設があれば、育児中の女性議員も男性議員もそれなりに育児が出来そうである。
件の男性国会議員は、わざわざ育児休暇を取得しなくとも何とかなることも多いのではないかしら、と思った次第である。

もっとも、私自身は5人の子どもの父親ではあるが、育児はもっぱら家内にお願いしてきたから、あまりこの件について大層な発言をする資格はないのだが。