これは無難な人事 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

自民党の中堅層にはまだ人材がいる、ということを端的に示しているようなものだ。

経済産業大臣に宮沢洋一氏、法務大臣に上川陽子氏を登用することにした安倍官邸の目は今回は確かなようである。
この二人は、真面目な仕事師である。
世間にどれだけアピールするかは分からないが、一緒に仕事をしてきた仕事人間の私から見てもこの二人は間違いのない仕事人間である。

ピンチの時に出てくるピンチヒッターにこういう人たちがいるから、自民党は強い。

私の予想とは違っているが、さすがに自民党は人材豊富である。
いや、なかなかやるものだ。
民主党時代の閣僚の首のすえかえ劇は実に未熟だったが、安倍内閣の最初の閣僚更迭劇は見事である。
脱帽しておこう。

余計なことだが、この二人も平成21年の衆議院選挙では同じように落ちている。
選挙に落ちたからと言って必ずしも政治家として力がない、などとは言えないということだろう。

女性の閣僚が一人減ったが、無理に女性枠を設けるより、適材適所で、本当に有用な人材を必要な部署に貼り付ける方が遥かにいい。
この閣僚人事は成功する。