どうやら選挙が成長しているようだ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

いよいよ本当の選挙らしい賑やかさを感じられるようになった。

主要候補者が皆、昨日の銀座の歩行者天国を狙ったというのがいい。
それぞれの陣営が有効にネット選挙運動を活用するようになった成果が段々現われている。
どこの陣営がいつ、どこで、どんなパフォーマンスをやるか予測し、これに対抗して自分たちは何をやるか、ということを考えるのが本来の選対の役割である。

今までは、どこの駅で誰が街頭演説をやるか、同じ駅頭でやる場合にどの陣営が何時から何時までやるのか、などということを互いの陣営のスタッフ同士で情報交換してなるべくバッティングしないように調整してきたものだが、これからはネットで互いの選挙活動の予定を確認できる。

大動員されて集まった集会にぶつけて他候補の街宣車が現われる、などということも戦略的に可能になった。
舛添候補の街頭演説が終わった直後に細川・小泉陣営が出現する、などという舞台設営などは実に見事なものだ。
宇都宮候補が乳母車で歩行者天国に現われた、田母神候補もデビィ夫人と登場した、などというニュースも選挙サンデーを象徴するような出来事である。

おう、選挙らしくなった。
選挙もこんな風に成長するのだ、と思うような展開である。

家入陣営が一歩遅れてしまったように見えるのは、家入氏が選挙の経験がないため独り善がりに陥ったせいだと思う。
家入候補はそれこそホリエモンと一緒に銀座の歩行者天国に姿を現せればよかったと思う。
どこまで若い方々の支持を獲得できるかは分からないが、折角選挙に新風を吹き込もうと挑戦を始めたのだから、周りの人をそれこそギョヘーと言わせるようなことをやったらいい。

思いもかけず見応えのある選挙戦になっている。
選挙違反が一件もなくてこれだけの選挙戦が展開できるのは素晴らしいことである。

皆さん自信を持っていい。
皆さんが今やっている選挙は、それぞれに王道を歩んでいる。

ネガティブキャンペーンが殆ど聞こえてこない、というのは実に気持ちがいいことである。
日本の選挙は、この都知事選挙から変わるようである。

弁護士早川忠孝の雑来帳「ザッツライッ」

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