原発事故を過小評価、自分の能力を過大評価、世論を無視する人に待っているもの | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

菅総理のことである。

みんなの党の渡辺喜美氏が倒閣宣言を出した。
菅内閣の延命になる虞が強いから議員立法には反対だという声が自民党でも公明党でも大きくなってきたようだ。
民主党の中でも菅総理に対する批判が噴出し始めている。

それにも関わらず、菅総理は、震災からの復興の道筋を付けることが自分に与えられた歴史的な使命であると吹聴しているが、誇大妄想のように見えて仕方がない。

何が何でも自分を正当化しようとしている。

自分は正しい。
原発事故の初期対応はベストであった。
菅内閣は最強の布陣を敷いて被災者の支援、被災地の復旧・復興に臨んでいる。
どこにも間違いはない。

どのような批判を受けても、鸚鵡返しのように自分は正しいと言い張るのだから、始末に負えない。
原子炉の融解事故が起きていてもこれを否定し、国際的にはレベル7の原発事故だということが分かっているのにレベル4だと言い続けてきた。

間違いを認めたらすべてが崩れてしまうから、何が何でも間違いは認めない、といった風である。
菅総理に、間違いは間違いだということをどうしても認めさせなければならない。

日本人はお人好しである。
人の足を引っ張るような人は、基本的に嫌いだ。
しかし、今は菅総理に早期の退陣を迫るしかない大事な時だ。
いくらお人好しでも、これ以上は国民は許さないはずである。

小異を捨てて大同に着く。

様々な意見はあるだろうが、そろそろ公明党から正式に倒閣宣言が出されることを待っている。