この際あらゆる選挙は3か月ほど凍結したらどうか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

こういう非常時には思い切ったメッセージを出す必要がある。

ちまちまとした応急的対策の小出しでは、この非常時は乗り切れない。

急ぐ時は急ぐことから先にやるものだ。

被災者の救出、救助活動が第1番目、被災者の生活支援と被災地の復旧活動が第2番目、第3番目が被災地の復興である。


今は、まだその第一番目の被災者の救出、救助活動が終わっていない。

政府として、この一両日中に何としてもその目途を立てていただきたい。

私は、そう願っている。


具体的な救出、救助活動の全体像は、菅総理が自ら説明すべきである。


現在各地の避難所にいる方々の数は30万とも40万とも言われている。

その方々への食糧や衣類、医薬品等の支給体制がどうなっているのか、被災地への救援体制がどうなっているか、多くの国民は知りたいはずである。

いつまで待てば被災地に支援の手が届くのか。

実際の救出活動の陣頭指揮にあたっている自衛隊の責任者の声を聞きたいはずだ。


残念ながらこれまで政府の危機管理体制や広報体制はまったく機能していなかったように思われる。

メディアは被害の惨状を事細かく報道しているが、政府が具体的にどこでどのような救出活動を行い、これにどの程度成功してきているのかを具体的に報道していない。


私たちがテレビで見ているのは死者や行方不明者の数がどんどん膨れ上がる一方で、被災者の捜索や遺体の確認・収容作業に取り掛かろうとする自衛隊員の姿ばかりである。

どこの避難所に何人の避難者がいるのか、避難所に食料や飲料、衣類、医薬品等は届けられているのか、避難所との通信回路は確保されているのか、避難所からの退避道路は確保されたのか等である。


菅総理は、実に重い責任を担っている。

寝る暇など、ない。

次にどんな手を打つべきか懸命に考えているはずだ。


そこで提案である。

4月に予定されている統一地方選挙を当面全面的に凍結したらどうか。


候補者の方々も、被災地で救助を待っている人たちのことを考えたら次の選挙には私を応援してください、などという自分本位のお願いなど本当は出来ないのではないか。


お身内の方は大丈夫でしたか。

痛ましい災害でしたが、一日も早く被災者の皆さんに平穏な生活が戻りますようお祈りしております。

私も出来る限りのことをしていきたいと思います。


公職の候補者であれば、今、外に向かって言えることはその程度ではなかろうか。


ならば、すべての選挙を凍結した方がいい。

2,3か月もすれば多少は先が見えてくるはずだ。

それまでは、公職の候補者たらんとする者は、すべからく一心不乱にこの緊急事態に対処すべきである。