元気なお年寄り | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

自分が年寄りだと認めるつもりは毛頭ないが、しかし実に皆、元気なものだ。


小沢氏も菅氏も既に60代、小沢氏などはまもなく70に手が届く年齢なのに、あの高揚感は凄い。

政治家が決めるんだ、それが政治主導と言うことではないのか、と絶叫する姿は、青春真っ只中の若者を髣髴とさせる。


若いということは、素晴らしい。

これまで小沢氏がどんな人生を歩んできたのか、ということを一切不問にすれば、小沢氏も決して悪くない。

しかし、一時のパフォーマンスで騙されたり、誤魔化されるのは御免である。


さて、小沢氏を信用して良いか。


かつて金丸信氏が政治資金規正法違反に問われたことがある。

その金丸氏を庇うような振りをして最後は逃げてしまったのが、小沢氏である。

自分は小僧だったので、どんなやりとりがあったのか知らない、で通してしまった。

あの頃の映像を記憶している人ならば、小沢氏が如何に世間知に長けた政治家かを知っているはずだ。


野中広務氏が小沢を絶対に許さない、と広言した頃のことを知っている人は、小沢氏が如何に老練な政治家であるかを知っているはずだ。


現在、民主党の中で小沢氏の本当の姿を知っているのは、やはり黄門様だろう。

財務大臣のポストを途中で放り出した藤井氏も小沢氏の本当の姿を知っているはずだ。

彼らがどんなことを言っているのか、よく注意して聞いておく必要がある。


さて、あれだけ元気に振舞うことが出来る小沢氏は、何故毎日昼食後数時間は静養するようドクターストップがかかっているから、などという真偽不明の口実を設けて本会議を欠席したり、民主党の役員の会合を欠席したりしていたのだろうか。

私は、その理由を知りたい。


小沢氏は、不気味である。

どこまで本当のことを言っているのか、が分からない。

どこまで本気なのか、が分からない。


腹の底で何を考えているのか分からない人は、やはり怖い。

歳をとっても元気なのはいい。

しかし、何をやるか分からない不気味な年寄りがいつまでも元気で、若者が元気がないのはやはり困る。