今日決着できれば鈍行列車とは言わないが、さていつ補正予算を上程するのか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

第二次補正予算について鳩山総理は今日中に結論を出すと言う。

結構なことだ。

いつまでも補正予算案が示せないようでは、一体これまで2ヶ月あまり何をしていたのか、と予算編成作業の遅れについても批判したくなるが、今日中に決着するのであれば総理の優柔不断を責める必要はない。


あの積極財政主義の亀井静香氏が代表を務めている国民新党が連立政権の一角を占めているのだから、予算の編成について国民新党の言い分を聞かざるを得ないことはよく分かる。

デフレ経済を立て直すためには政府が思い切って財政出動をしなければならない、という亀井氏の主張は基本的に頷ける。


中身はともかく、一日も早く第二次補正予算を執行できるようにすることだ。

今は、何にしてもスピード感が大事だと思っている。


さて、この第二次補正予算はいつ国会に上程するのだろうか。


え、来年度の本予算と一緒。

しかも来年1月20日過ぎ。

まさか。


12月、1月、2月の資金繰りに汲々としている企業の経営者の悲鳴が聞こえてきそうだ。

当面の信用保証枠の拡大や雇用調整助成金の拡充だけでは企業支援策としては不十分で、おそらく雇用の確保も十分には出来ないだろう。

コンクリートから人へ、などというマイナス志向を止めて、まずは景気だ、というスローガンを復活して貰いたい。


亀井氏は、少なくともこの一点だけは一貫している。