移住先を探している時に、様々な物件を見てきました。立地場所や建物外観を数十件確認して廻り、その中の数件を内覧させてもらいました。

すぐにでも住めそうな物件は1000万位、手直しが少し必要だなと感じる物件は400万位、相当手直しが必要なものは100万以下。

ざっとこんな相場でした。土地や畑も込みの価格帯です。

 

半年近く探しましたが、ご縁があったのは解体予定の築75年のお家でした。

10年位使われていなかったそうで、大きな梁をシロアリが食べていたり、雨漏りで屋根が落ちかけているところがありました。

茅葺の家を2階建ての瓦葺きに直されたお家で、造りがいろいろと面白かったのと、骨組みがしっかりしていたところが気に入りました。

化学物質と電磁波の環境を考慮しながらとなると、一から造り直すくらいの方が良いと思ったことと、資金的(修繕費も込みで予算300万~400万)なこともこの物件を選んだ理由です。

 

一昨年の夏に購入しました。

売り主の方に化学物質過敏症のことをお話しました。

初めて聞かれる言葉で理解しにくかったと思いますが、心配していただき、地域のことや近隣のことなども親切に教えていただきました。

 

それからは、移住後に働く予定だった知り合いのお店の手伝いをしながら、余った時間で修繕をしていきました。

予算を考えながら業者さんに入ってもらったり、自分達で修繕をしたりの日々でした。

昨年の夏(一階の半分くらいの修繕が出来た)に引っ越し、その後は住みながら、ゆっくりと修繕をしています。

 

あっという間に約2年間が過ぎましたが、最近やっと一階全体の目途がたちました。

DIYは人生初めてなうえに、体調を見ながらなので思ったよりも時間がかかってしまいました。

 

 

ビフォーアフターです。。

少しずつ上達してますよ。

 

キッチン             (システムキッチン)

 

〔システムキッチン〕内部の引き出しなどをステンレス仕様にしたら大丈夫だと思ったのですが、天板の下にMDFパネルが使用されており、化学物質に苦しみました。他の場所を修繕している間(半年以上)、竹炭を入れて扉を開放していました。今は近づかなければ気にならないくらいまで匂いが減りました。

 

 

リビング             (中塗り+漆喰壁)

 

壁を一枚抜きました。             ↑(思い切って)

私は解体と木工事を担当。妻は壁塗りを担当。

 

中塗りの土と漆喰は添加物の入っていないものを探しました。

 

 

トイレ               (簡易水洗)

 

雨漏りで屋根が落ちかけていた場所です

外の工事は大工さんにお願いしました

 

 

和室1 床張りへ               (羊毛断熱材)

  

 

 

和室2 床張りへ (羊毛断熱材と備長炭)  /ビフォアーはありません/

  

 

 

 

梅雨になると木の建具が膨張して、あちらこちらが動かなくなります。

今後は、2階や建具など、まだまだDIYは続きます。。