私が現在使用している電磁波測定器を、2つご紹介します。
【簡易型電磁波測定器「トリフィールドメーターTF2」】
この測定器は、電場・磁場・高周波を調べることができます。
長年使用していますが、使いやすくて重宝しています。
家の中を測定して廻るので、年々測定する場面は減ってきますが、新しい製品を購入した時や家電のコンセントプラグの差し方が逆になっていないか、家電のアースがきちんととれているか、など、今後も測定器が必要な場面は無くなることはないと思います。
さらに精度の高い測定器もありますが、手始めには使いやすい製品だと思います。
高周波(電波)についてはこの製品でも測定できますが、後でご紹介する指向性のある(方向が分かる)測定器を使用しています。
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〔電場〕
ブレーカーを上げると住宅内に通してある電気配線には交流100Vの電圧がかかります。
電圧がかかっている状態ですので、電気配線の周りに常に「電気の場」=「電場」ができます。
つまりは配線の長さの分だけ、交流100Vの「電場」ができます。
現代の住宅は生活が便利になった分、昔よりも配線が多いです。
特に木造住宅は、鉄骨の構造体に比べ帯電しやすく、住人が電場の影響を受けやすいです。
配線は、壁の中や天井の中を通ることが多いので、住宅内をぱっと見渡しただけでは分かりにくいですが、コンセントやスイッチボックスに繋がっていますので、それをヒントにどこを通っているかは、ある程度は予測ができます。
コンセントに家電を繋ぐと、家電製品の電気回路にも電場が延長されます。
家電製品のコンセントプラグをどのように差しても家電製品は使用できますが、スイッチOFFの時に、家電製品を測定器で測定すると正しい向きで差した場合とそうでない場合は大きく変わることがあります。冷蔵庫や洗濯機などの大きな家電製品は特に気を付けています。
【私がしている住宅内の電場の数値を下げる対策】
<住宅内の電気配線環境>
・ブレーカーからの配線の本数と長さを可能な限り減らす
・コンセントを可能な限り減らす
・配線は出来る限りスチール管に通す
・コンセントを「アースターミナル付3ピンコンセント」にする
・コンセントボックスはスチールボックスを使用する(スチール管とつなげてアースをとる)
・地面にアース棒を複数打ち込みそれぞれのアース線を結集させて、住宅内の電気配線のアース線と接続することで、住宅のアースの接地抵抗を下げる
※上記の対策は、古民家を探し改修、引っ越しするタイミングで実現しました。
電気・ガス・水道工事以外はDIYしました。
業者さんとは入念な打ち合わせをしました。
<家電>
・家電のコンセントプラグの向きの最適化
・3ピンコンセントの「アースターミナル」と「家電の金属の部分」をアース線で繋げる (2ピンコンセントプラグの家電製品で気になるものに…)
<人の動線>
・特に長く作業する場所や寝る場所は、電気配線・コンセントボックス・家電からの距離を考えて決める。
<現在試していること>
・延長コード、家電製品の下に銅板を敷き、銅板とアース線を繋げる
(数値的には良い結果がでているので、1年間くらいこの状況を続けて体感を確認する予定です)
測定をして対策をする、を繰り返していると、発見や閃きがあり楽しく取り組めています。。
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〔磁場〕
家電製品のスイッチONの状態の時に家電製品の駆動部(モーターなど)から発生します。どちらかというと電場よりも磁場を注意すべきと感じています。
ほとんどのものを通り抜けるため実践では遮蔽することが難しいようです。
当時、まずは電気の知識を深堀しようと、電気のしくみや物理学などを勉強し直した時期もありますが、各分野に数式や方程式がたくさん出てきて、私には難しくて最新の知識の習得は出来ない、と悩んでいた時にある動画に出会います。
少数派の説ですが、「電気エネルギーは電線の外を流れる(2011年の動画)」という発表をされた教授の動画に行きついた時に、何かモヤモヤしたものが晴れた感じでした。
スピーカーに繋がれた配線の外から流れている音楽を抽出する(聴く)実験も見れます。
この動画から、解明されていない分野・仕組みもあり、実は電気エネルギーの原理・原則となると、専門家の中でも考えが違うのではないか?と考えました。
この動画を機に、電気の専門的な勉強はお休みして、実際に電磁波の影響で困っている方達の声を書籍やネット記事で追いかけるようになりました。
電磁波環境の改善だけで身体の症状が改善されるケースを公表されているお医者さんもいらっしゃいます。
【私がしている住宅内で磁場の身体への影響を減らす対策】
・使用中の家電製品と身体の距離をとる
(『距離と磁場の強度(mG「ミリガウス」』)の関係性 : 磁場の発生源(使用中の家電製品)と測定場所の距離が10㎝で「100mG」だったとすると、20㎝では1/4の「25mG」、30㎝では1/9の「11mG」と、距離の2乗分の1の数値になります)
・家電製品の使用時間を最小限で済ませる
シンプルですが、この2つの避ける対策をしています。
<特に注意が必要な家電製品 …身体との距離が0の製品>
・ホットカーペット
・電気毛布
・温水洗浄便座
・他、身体との距離がすごく近い家電
<生活の中で意外にも磁場の影響を受けているものが車です>
・ガソリン車 (運転席・助手席)
・電気自動車 (車内広範囲)
(長距離運転して疲れる原因の一つだと思います)
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【高周波測定器 HF35C】
700 MHz (メガヘルツ)~ 2.7 GHz (ギガヘルツ)の周波数の範囲を測定できます。
特徴は、高周波がどの方向から来ているかを特定できることです。
感度もよく、測定しやすい製品です。
但し、3G、4G、Wi-Fi (2.4GHz帯)は測定できますが、
ラジオ波 (30~300MHz)、
5G (3.7GHz帯、4.5GHz帯、28GHz帯)、
Wi-Fi (5GHz帯)は範囲外のため測定できません。
今後、これらを測定できる測定器も必要と考えています。
〔高周波〕
電場・磁場と違う点は、空中を経由してくる点です。
金属で遮蔽できますが、高周波は反射したり迂回したりする性質があるため完全には防げませんが、住宅内で効果がありそうな場所には対策しています。
対策する場合に方向が特定できると対策しやすいです。
身近なもので高周波を出すものを挙げると、
携帯電話 (通信)、スマートフォン (通信)、Wi-Fi搭載機器 (通信)、Bluetooth搭載機器 (通信)、電波塔 (通信)、電子レンジ (マイクロ波調理)、家電製品の電子基盤部分、LEDライト搭載機器 (モニター画面なども)などです。
【私がしている住宅内での高周波の身体への暴露を軽減する対策】
・無線を使用しない (全て有線で対応する)
・パソコンなどから無線が出ないようにする (Wi-Fi無効・機内モード・Bluetooth offを設定する)
・スマートフォンを持たず、ガラケーを所持(あと数年で使用できなくなりますが…)
・長時間電話をしない (有線のイヤホンが使えない時は携帯電話を耳から離す)
・網戸をステンレス防虫網戸にする (その部分は数値が半減します)
・電波塔などからの影響が少ない場所を測定器で探し、そこでなるべく作業するようにする
・パソコンのモニターにブルーライト除去シートを貼る (体感的に良いです)
・照明を白熱球仕様にする (かなり身体が楽になりました)
<防御力を上げる>
・日に当たる、運動する、食事(自然食)、人と会う (身体の波動のリフレッシュ)
・筋肉をつける (全然つきませんが。。)
<電磁波グッズ>
・何点か試しています
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出来る対策を積み上げるのが良いと思います。
電磁波は不明な領域が多くて、上記の対策をしても安心とは言えませんが、
対策を始めてから、住宅内で過ごしやすくなりました。
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最後まで読んで頂きありがとうございます。
私の実践している対策を書きましたが、その中でもう少し詳しく書きたいこともありますので、今後記事にしていきます。
食べ物と同じくらい電磁波には注意していますので、
少しでも理解を深めようと日々努力をしています。
私個人の対策ではありますが、参考になることがあればうれしいです。。