人生って、階段を登るようなものなのかなぁ。


小さい頃って、すっごく高く険しく感じたかも…そして少し怖かったかも。でも大人が軽く登っていくのを見てまだ短い脚で一生懸命追いつこうと必死に登っていた。


そして、登ると今度は降りる時は…転げ落ちないかと恐怖でカラダがすくむのを堪えながら一段一段降りていったのを思い出す。


そして、カラダが大きくなるに連れて普通に何も気にせず登ることができるようになると…ただのいつもの日常の風景…。


ウォーキングしながら…


通学、通勤の時に登ったり…


難儀だなぁっと思いながらもただなんてことなく登って…そして降りていった…。


でも、ある日


なんとなく体調が悪い時は…


その階段は…とても険しく目の前にそびえる壁のように感じた時も…。


学生の頃なんか、体育の授業でマラソンなんかあったりすると、筋肉痛でいつもの通り道の階段がとても恨めしく感じた。


そして、歳を重ねていって


ある時に


歳なのか?


体調不良?


ただの体力低下?


???といつもの段差が一段一段がとてもキツく、辛く、こんなにもキツかった?


っていう時が来る。


それが足腰の弱体化もあるだろう


もしくは循環器などのなんらかの不調の場合もあるだろう


ホント、ある日突然…


そんな日が来る


足が重く、息も続かず


一歩一歩が


一段一段が


あれ?


ってくらい登れなくなる時が…


そう、自分もあることが原因でそんなことに直面して、どうしようもないくらい足が上がらず


階段の一段一段が地獄のように感じた


その時はやはり降りる時もそのまま転げ落ちるんじゃないかと恐怖と不安で降りきるまで…いや降りきっても…そのまま歩いていける?って


自分自身のカラダに言いようもない不信感…不安感…で溢れて


結局、入院して


「ぁあ、このせいだったんだ」と現実を知る時に納得したもんだ。


なんとか回復して…


またその階段を登れるか?降りれるか?と自分自身の現在のカラダの調子を測れるものとなった。


おかげさまで現在は普通に登り降りできるからホッとしているが…


またこの階段が壁に見える時が来るのか?


降りる時は奈落の底に落ちるように見える時が来るのか?


そう、いずれ来るだろう


立てなくなる

歩けなくなる



もちろん階段なんてって


そんな日は誰しも


直面する時が来るだろう



でも、


なんとか踏ん張ろう


まだまだ自分の足で登り降りをできるようにしよう

そんな時…今度は交通事故で杖に頼ることに


でも、なんとか登れる!


なんとか降りれる!


がんばれば杖なしでもいけそうだ!


階段は、そんな自分の現在の在り方を教えてくれるもの


負けるもんか!


まだまだ登れる!


そう、階段は人生そのもの


まだまだ自分の足で登れる!


降りれる!


そんな気持ちが


ふと沸いてくる


そんな歳なんだなぁ。