わたしが大学時代留学していたエジプトでの話。その当時付き合っていたエジプト人(もちろんイスラム教徒)は塾を経営していて、たくさんの生徒が毎日通ってた。ほとんどの女学生はスカーフを巻き髪を隠していたけど、中にはスカーフを被らず肌を見せる学生もいた。

 

その中のひとりの学生にある日電話がかかってきた。卑猥な内容・・・でも誰だかわからない・・・。怯える彼女。その電話は何回もあって、彼女の彼氏は思い当たる人を見つけ、公衆電話からその番号に電話。

 

相手「もしもし?」

彼氏「あのムスタファさんいますか?」

相手「あー兄はいまいないんですけど・・・。」

 

やっぱり・・・。犯人は塾の先生ムスタファだった。かわいそうなことにムスタファは足が不自由でいつも杖で動いて、人当たりもよかったのにまさかと思った。彼は弟に指示して卑猥な電話をさせていたそう。

 

しかしここで罪を認めないのがムスタファ。さあ、どうする?そこでわたしの彼が持ってきたのがコーラン(イスラム教の経典)だった。

 

わたしの彼氏: 「ここに手を置いて「ワッラーヒ(神に誓って本当です。)」って言ってください。」

ムスタファ: 「そんなことする必要ないよ。(慌てる)」

わたしの彼氏:「やってないなら簡単でしょ?」

ムスタファ:「・・・・」

 

・・・・ということでムスタファは反省。なぜか塾からは追放されず、警察沙汰にもならなかった。

 

「ワッラーヒ」恐るべし。もしアラブ人に嘘をつかれていると思ったら「ワッラーヒ?」と聞いてみて。黙り込んだら嘘だから。