「Beyond the Bottom」に観たもの
昨年の話であるが、以下の2本の映画を観た。『Wake Up, Girls! 青春の影』『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』映画館まで行って同じ映画を何度も観るようなことは基本的にないが、数少ない例外として「青春の影」は5回、「BtB」は7回観ている(他には「輝きの向こう側へ」を2回観に行っただけだ)。「BtB」の方が多いのは、それだけ面白かったということだ。「WUGは曲が良い」とはよく言われているが、映画館の音響で『少女交響曲』と『Beyond the Bottom』を聴けたというのはなかなか価値ある体験だと思う。「BtB」で一番好きなのはやはり最後のダンスシーンで、あれはアニメでしかできない最高の表現だったと思う。アニメでキャラクタがダンスする、ということ自体はさかのぼれば例えば『キン肉マン』のEDでキン肉マンとミート君がツイストやマンボを踊ってたりするし、他にもきっとあるんだろう。しかし、『涼宮ハルヒの憂鬱』のEDで一世を風靡した山本寛監督が、「一応の区切り」ということでこれまでの総決算的な作品となった「BtB」で、そのラストに最高のダンスシーンを用意してくれたというのは一介のアニメファンとして非常に嬉しい。そしてまた、現実にイベントやライブを通して7人のアイドル声優を追いかけて来たファンとしても、7人の動きが完全に重なってチームとして最高のパフォーマンスを発揮する奇跡のようなほんの一瞬こそ、一番観たかったものだ。「BtB」は見事に応えてくれた。ちなみに、「青春の影」で一番好きなシーンは、白木社長(CV.宮本充)と丹下順子(CV.日髙のり子)が会話をしているところで、この2人の声の響きがとにかく心地良かったのを覚えている。Blu-rayも購入したが、自宅の再生環境であの体験を再現するのは難しい。