映画評論Vol.5 「 インクレディブル ハルク」 【大きなイチモツをください】 | ソフト&ウェットの全力シネマ!

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観た映画、本、マンガ、音楽を勝手に評論したり、お勧めしたりする個人的な備忘録も兼ね備えたブログ。全力で書き続けます。

あくまでももそこは個人の意見、感想ですのでお手柔らかに。

 
2008年 アメリカ 112分
 
 
監督:ルイ・レテリエ
出演:エドワード・ノートン、リヴ・タイラー、ティム・ロス
 
 

 ストーリー

実験中に大量の放射能を浴び、驚異体質となった科学者ブルース・バナーは、感情が高ぶり心拍数が200を超えると、巨大な緑色のモンスター=【ハルク】に変身してしまう。彼を軍事実験に利用しようとするロス将軍の追跡から逃れ、潜伏先で感情を制御する方法や、治療薬の開発に取り組むブルース。協力的な科学者も見つかったが…。超人ヒーロー・アクション。

 

 


 

 

 

 

 

  評論・考察

 前回の「アイアンマン」に続き、今回も「インクレディブル ハルク」と2作連続でMCU関連で申し訳ございません。次回は違う映画にします。

 

 マーベル・ヒーローズは基本的に好きなんですが、このハルクだけは何か好きじゃないというか、興味がないというか・・僕の「面白くなさそう」レーダーが発動していてずっと見る気になれませんでした。

 そんな「インクレディブル ハルク」。今回が初見になります。

 

 

 心拍数200

 

 

 エドワード・ノートン演じる主人公のブルース。もちろん彼がハルクに変身するわけなんですが、

 

 

マーベルヒーローの中でも僕がそんな好きじゃないハルク。それでも彼の唯一であり最大の魅力は「いつ変身してハルクになるかわからない」だと思うんですよね。そこに観ている側にとっても面白味が出てくる。

 

それがもうびっくりするぐらいベタベタで変身してました。

 

 

職場の悪そうな同僚に絡まれて

 

 

あー、これハルクなるなぁ〜

 

 

図書館から抜けたら軍に挟み討ちされていて、

 

 

あー、これハルクなるなぁ〜

 

 

 

ヘリコプターから飛び降りて、

 

 

あー、これハルクなるなぁ〜

 

 

あまりにも予定調和すぎる、映画見てたら誰でも分かる意外性のないハルクの変身タイミングにこっちは萎えました。

 

 

またまた変身のきっかけが

 

 

脈拍が200を超えたら

 

なんですが、これも雑でね。

 

軍から逃げるためにめちゃくちゃ走ってんのに、そこでは脈拍200超えずに、同僚の悪い奴に捕まって殴られた時に脈拍が200を超えるという・・・

 

 

 

今、思えば同僚の悪い奴も若い女ナンパするにはオジさんすぎてw何もかも設定がおかしくない?

 

 

しかも脈拍200超えて変身したのはそれだけという。

 

単に「“怒り”や“身の危険を察知した時”にハルクに変身する」でストーリーも成り立つし、それで良かったんじゃないかな。

 

 

 あと、毎回Tシャツ破れんのに、ズボンとベルトだけは無事なのが気になります。毎回ハルクになる度にチ○コ丸出しでいと思うんですよ、僕は。ゴムで伸びるタイプのズボンを買うくだりは何回かあったんですが、そんな伸縮性のある素材は何処の何ていうメーカーですか?

僕に教えてください。何ならズボンは破れずそのままって・・・チ○コはハルクサイズになってないってことですよね。

 

悲しい限りです。

 

 

大きなイチモツをください

 

 

 今日のスタン・リー

 

 今回もスタン・リーさん発見。序盤のハルクの血液が混入したビールを飲む役でした。この後、逆にどうなったかが気になるー。

 

 描いてほしかったのはそこじゃない!

 

映画の核となる内容が非常に薄すぎた印象でした。

「アイアンマン」ではあそこまで丁寧にアイアンマンになる理由、過程を描いてくれたのに対し、今作ではハルク後しか描かれていません。

 

最初からハルクになれるし、ハルクになる成り行きはオープニングロールのキャスト紹介時にダイジェスト版を見せられただけ。

 

その過程を知りたかったんだよ、こっちは〜w

 

 

そこを丁寧に描いてほしかった。

 

 

 

 劇中の会話にはありましたが、

要は第二次世界大戦中にバイオテクノロジーを使った兵力強化プロジェクトがあり、アメリカ軍は“スーパーソルジャー”を作ろうとした。より強力な軍のために兵士の肉体を強化しようという試みです。

 

時は経ち、そのプロジェクトをロス将軍が再開し、ブルース・バナーには真意(兵力強化プロジェクト)を伝えず、人が放射線耐性になる基礎研究を任せました。そして成果を確信したバナーが自分の体で実験したらハルクになっちゃった〜、って感じです。

 

でもそれを目の当たりにしたロス将軍は細胞情報を分析し、新兵器としてハルクを複製しようと思いついたのです。

 

いや、だからそこ描いてよ!

 

 

 戦闘シーンは見応え十分

 

 

 最後の格闘シーンの見せ場は良かったです。車2つに割って殴りあったり、巨体がその発想があったかぁー・・と。でも正直、この映画の見どころはここしかないかなぁ〜?

 

もっと点数低くても良かったんですが、最後のココと、リヴ・タイラーの美人さで評価3点を保った感じです。

 

 これまた僕がこの映画を見たタイミングも良くなかった。

アイアンマンも最後はアイアンマンのパクリロボットという似た者同士での対決でしたが、今回の敵も

 

 

ほとんどハルクじゃん。

 

ハルクvsハルクじゃん。

 

 2作連続で自分と同タイプの敵と闘うラストは残念でした。

 

何か女の言う事しか聞かないハルクに対し、ロス将軍に忠実なティム・ロス演じるブロンスキーの方が扱いやすいし、アベンジャーズ に加入するメンバーとしてはむしろ適任な気がしたけど。

 

それはさておき、

 

 映画の評価って人それぞれ違うと思いますが、個人で映画を見る時もコンディションやスタンス、タイミングによって評価は違うと思います。同じ映画でも子供の頃見た映画と大人になってからでは感性がだいぶ違うと思いますし、体調悪い時や眠たい時に見た映画も面白くないと思います。僕が「インクレディブル ハルク」はつまらなそうというスタンスで最初から見たのもいけないし、何なら僕が今回のこの戦闘シーンを知らずにアイアンマンの次に見たというタイミングも最悪でした。

 

 最後はいつも期待させられる

 

 最後はトニー・スタークが出演し、「我々はチームを編成中だ」と発言し、終わります。ハルクについてか、次のキャプテン・アメリカに対してなのかは定かではないですが、この1つの主演作に限らず、いろいろ演者が跨ぐ手法もこのMCU作品が初めてではないでしょうか。これ毎回テンション上がりますよね。

 

 

 

 ちなみに、主演のエドワード・ノートンですが、出演は今作のみでMCUのブルース・バナー兼ハルク役はマーク・ラファロに変更されます。詳しくはわかりませんが、脚本に毒をついたり、いろいろ大人の事情があったみたいですw

 皆様も次回作からは気をつけてご鑑賞ください

 

では!

 

 

 TODAY'S
 
採点

⭐️⭐️☆☆☆☆☆☆☆☆  2点 (10点満点中)