愚者と天使と死神と愚者は 天使の夢を見る 長い髪をなびかせ その笑顔で全てを癒す 愚者は 愛を囁く夢を見る天使と寄り添い歩きたかった だが天使の姿はもう見えない 天使は愚者を見ることなく永遠に去っていってしまった愚者の姿を見ているのは断罪の鎌をたずさえ 静寂の中その魂を刈り取る時を待つ者 その時がくれば 光よりはやく 断罪の鎌をなぎはらい 魂を漆黒の闇へ連れ去る死神