もう一週間以上も次女の友達のカラス君が来ません。
最後に逢ったのは10日ほど前・・・
この13年間 ほぼ毎日ウチに来ていましたが。
いつも私と散歩して
次女とも遊んで・・・
我が家に遊びに来るようになって
もう13年・・・始めて来たときはもう成鳥だったから
年齢的に15-16歳以上だったかも。
カラスの寿命は野生では8-9年 人工飼育下では16-18年
(死亡理由は高齢化では餓死が一番多いそうです)
もう歳で病気になったのかな
それとも交通事故かな・・・
一緒に来ていた今年で2歳になる雛(もう成鳥ですが)
これも一緒に居ないので・・・
また誰か毒餌蒔いたのかな
・・・たまに毒餌蒔く人がいるのです。
カラスは留鳥ですから住んでいる地域から離れることはありません。
今回 近所の野鳥 トンビから他のカラス ヒヨドリまで
この周辺、皆いなくなったのです・・・不気味。
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この13年 ほぼ毎日次女から肉や食べ物をもらい
私の家に来た客とも遊び
一日の大半を我が家で過ごしてきたカラス君。
もう会えないみたい。
でも・・・一つだけ私の心に
けじめがつきました。
私は末期がんで
残り時間のカウントダウンはあと少しです。
肉が好きだったカラス君の食べ物は
仲の良い商店主から毎回入手していたのですが
私の死後にもう入手経路が無いため
今後カラス君の食事の準備をどうしよう・・・
そんな心配がありました。
私が先か
カラス君が先か
1か月8-10kgの肉を準備することを
家族に残してゆくわけにもいかず・・・
死んでしまっているなら
私は準備の担当として不要になりますし。
人間、残り少ない時間の中で考えることは多いのです。
自分専用の道具や家具は残された人に頼んで
(一度だけ迷惑かけて)抹消が可能ですが
しかしペットや庭木など
自分しか管理できない生き物は
誰かにバトンタッチが必要です。
妻に庭木の処分は頼めても
カラス君の世話は頼めずに悩んでいましたし
重度の知的障害を抱える次女に
カラス君のことは頼めませんし・・・
死んでしまっているなら
私の宿題は減ったと考えるべきでしょう。
考えようによっては
これで幸せだったのかもしれません。
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事業の後始末や家の改造も含めて
私は現在多くの宿題を残しそうで日々焦りを感じています。
死に行く者としての使命でもあります。
体の不調で一日寝て過ごす日も多くなり(骨転移が痛い)
もうジタバタはやめようと考える今日こんにち
諦めの中で過ごすのも辛いですね。
2年半前の余命宣告
医師の最新の見立てでは残り時間2年半がMAXということ。
脳腫瘍もどんどん大きくなっているみたいですし
半身のしびれも辛いですし。
末期がんのなかでステージ4D 最悪遺伝子の悪性腫瘍ですが
胃がんや肺がん、肝臓がんなどよりは末期と言えども長いので
多少余裕はありますが 未来が無い時間を生きるのは辛いですね。
何か買うにも「あとどれくらい使うか」考えながらもつまらないですし
好きなものを食べるのも「これで最後かな・・・」とも味気ないです。
人間「先が見えない」から心に余裕が持てるんですね。
ジェラシーではないですが
新聞チラシで目に入る「健康グッズ・健康食品」の案内とか見ますと
「健康に興味があることには余裕なんだなー」
そう思えてしまいます。
私にはもう夢も計画もないですし
あとは時間が来るまで体を動かすこと。
今が生きられればいい・・・それだけが
私の毎日です。
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でも今年の寒い冬は
お腹いっぱい食べられたから
満足だったかな。。
カラス君・・・虹の橋を渡って
私の先輩になっちゃったね。