昔、母が入所していたケアハウスでコンロの事故があり
ボヤ火災 ヤケド事故が数例あったそうです。
最近のコンロはフェザータッチで着火するので
ペットや風でカーテンが触っただけで簡単に着火
ここまでスイッチを柔らかくする必要があるのでしょうか?
私は非常に謎なのです。
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留守番中のイヌ・ネコがコンロを点ける
「もふもふプッシュ」に要注意ペット原因の火災が10年間に54件
↑著作権保有 NITE(製品評価技術基盤機構)
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そもそも家庭用調理器具は
最近ではデザイン性 操作の快適性が重要視されすぎて
基本的な安全性や安定性が「マイコン式安全機能」に依存されすぎて
根本的な「大切なモノ」が失われつつあります。
機械が高度で幅広い安全を担当するということはその分
使用する人間が「無関心=安全が当たり前」になるのです。
(ちょっと言いすぎな感じはしますが 私の率直な意見と思います)
私の家で以前パロマのSiセンサー付きコンロが使いにくくて
リンナイの業務用コンロにしたところ
揚げ物の味もよくなり
業務用コンロの火力の素晴らしさ・・・と
また耐久性や堅牢性
動作安定性に感動したものです。
(現在でも満足な性能・・・安くて最高のコンロですね)
センサー無しの超高効率な内炎バーナー
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最近の家庭用機器ではフェザータッチが主流で
着火も火力調整も私の髪が触っただけで動いてしまい
たまたまパロマの修理技術者が来ていたので
「髪や新聞紙が触っても火力が最大に
になっちゃう柔らかさは問題ですよね!」
そう言ったら「最近のはこうじゃないと売れない」
そういう反応が返ってきました。
お年寄りでは触れるか触れないくらいで
動かすのが普通。
意図的にバルブの抵抗力を超軽量にしているとか。
ええ・・・フェザータッチって
着火が簡単すぎてヤバいんじゃないの?
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うちのコンロ、業務用ですから
バッチーン! パチパチ(イグナイター)で着火。
火力調整も適度にかたくて扱いやすい。
私の髪でも 浴衣の袖でも Gパンでも
ちょっとくらい触ろうが変化なし。
火が出るものは簡単だと安全上 危険だと思うのですが
皆さまはどうお考えでしょうか?
やっぱり「触るか触らないくらいでも着火」がいい・・・
そうなるのでしょうか。
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以前ブログにも書いたことですが
日本人の機械の操作は「フェザータッチ」がお好みらしいです。
タクトスイッチ(家電の操作用クリックつきの押しボタン)は
日本が80-160g 欧米では250-400g以上
欧米では
「フェザータッチ」は 嫌われます。
同じ家電の同じ機種でも
日本向けは柔らかく
欧米 北欧向けは固く
輸出対象国で「固さ」は分けて生産・出荷されます。
(昔のアルプス電気のスイッチカタログにも
この種の案内は書かれていました)
特に初期のオーディオ テープレコーダーなどでは
海外ではピアノタッチのバッチン!が好まれ
日本人にはフワフワボタンが好まれました。
押したか押さないかでON/ 操作変更する機能は
銃社会や自動車などの大型機械の操作には好まれません。
触った感じが柔らかいほど「能動的」ですが
勝手にONされると困るもの(熱機器 調理機器)は
固い方が良いですね。
ペットの大型犬やジャンプする猫 (認知症高齢者も)など
軽いピアノタッチ式押しボタンの加熱機器 暖房器などでは
カバーをつけるか 加温点に
燃えやすいものは置かないようにしましょう。