この記事をどういう形で表現し、残そうか・・・

 少し前から考えているうちにお蔵入りした内容です。

 

 

昨年末に姉と今生の別れを告げましたが

 その時にも出た話です。

 

もう14年程前になりますが

 生前の母の迷惑話です。

 

*****

 

母に歩行困難 認知症の症状が出始めたころ

 近所のアパートに母を住まわせていました。

(食事は当時私達が担当 デイサービスにも通っていた母)

 

 

もう施設に行かないと

 一人で暮らすには限界だった状態でした(70代後半)

 

母に「施設での生活」を提案すると

 「もう行先の施設は予約が出来ていて

   いつでも入れる・・・グッ」と

 

 

はて・・・そんな話あったのだろうか。

 詳しく母に「どういう場所? 予約って何?」聞くと

 

「神父様がもう入所の予約を終えていて

 入るときにはすぐに入れるから・・・」

 

 

神父様?びっくり

 たまに様子を見に来るイタリア人神父の?

 

 

怪しい話でしたが 当時、私も忙しかったですし

 「予約が取れているなら? 神父(教会経由?)なら・・・

 

適当に私も甘く考えていました。

 ただ、妻はこの話は怪しい・・・そう気づいていたそうですが。

 

 

 

母はキリスト教のカトリック信者で

 毎週、母のアパートにイタリア人神父が来ていて

  部屋でミサや聖体拝領の出前をしていて

(聖体=キリストの体「パンに例える」を食べるという儀式)

 など個人的にやってもらっていることは知っていましたが・・・

 

後期高齢になって施設のあっせんまで

 していたなんて・・・?

 

*****

 

母が意味不明の騒ぎを起こしてしばらく入院し

 ベッドに1か月ほど寝ていたら 退院後に

  自力でトイレに行けないほど衰弱してしまい・・・

 

一日私が母の世話も出来ないし。

 

じゃあ神父さんの言っていた施設に・・・とか考え

 そこを調べて電話しましたが・・・

 

 

「え? そんな予約とかありません。

  だいたい入所には順番待ちがあって 3-4年はかかりますよ。」

 

の返答・・・当たり前。

 

母が電話に変わって「○○神父様の約束で!」と説明しても

 「○○神父さん? ああ・・・

  ここの信者にミサを挙げに来るイタリア人ね・・・

 

ウチとは全く何の関係もありません。

  入所決定は役所の指導下で行われます」

 

と・・・キッパリ!

 

母は神父さまが施設長と特別な約束が出来ているとか

 言っていた説明もしましたが、事務は・・・

 

施設長? 神父にどんな権限があるのか知りませんが

 手続きと入所の手続き、ルールは守っていただきます!

  私(施設の関係者家族でさえ)順番は厳守しているのですよ!

 

あの神父さん、あちこちに勝手に約束している常習

 当施設でいつも迷惑しているんです!

  あの神父さんの口約束は信用しちゃだめですよ!!

 

えー 口約束の常習犯!? ガーン

 ウソこいてたの・・・

 

まあ適当に信じていた私もイケマセンでしたけどね。

 

*****

 

母に「その○○神父、今どこにいる?」 聞くと

 「もうイタリアに帰っちゃった・・・イタリアのどこかに・・・」

 

アハ・・・バイバイ笑い泣き

 イタリアのどこかに・・・ねえ。

  イタリアって とっても広いよ。

   アハハハハ!

 

 

結局、母は何とか自分でトイレに行けるよう

 トレーニングし、その後1年で 通っているケアサポート系列の

  最新ホテルのような新築施設に入ることが無事に出来ました。

 

 

しかし・・・施設に入った母に

 後任のイタリア人神父がまた出入りするようになり

「ナゼ コンナニ カワイソウナ母親ヲ タイセツニシナイ!ムカムカ

 

私に説教開始。

 悪のすべてをやりつくした私の毒母の味方になり

  私にニホンゴで言いたい放題・・・

 

 

母はまた被害妄想をすべてを尽くして

 私達夫婦の悪口を吹き込んだのだろうけど

 

私が補足説明をしても

 「ニホンゴガ ヨク ワカリマセン」

 

で・・・出た 必殺!(キッタネー えー )

 外人のカタコトの「ワカリマセン攻撃」が・・・

  下手な日本語で一方的に喋って

人の話は全く聞かない主義 話は一方方向・・・

 

*****

 

姉は現在バングラでボランティア看護師しています。

 その話をしたら 姉は

 

「あー約束しておいて 任期終了して勝手に帰っちゃう神父ね

  あるある・・・それって普通じゃないの!」 おいで爆  笑

 

そうとも言うのです。

 

 

 

神父に悪意はなかったのでしょうが

 信者に出来るだけ安心させたいという優しさか

  ここで聖職者が頑張らないと・・・の職業意識か。

 

 

結局、未完成の約束しまくって

 国に帰っちゃう無責任神父。

  普通にどこでも居るみたいです。

 

 

口約束は簡単

 でもこちらもそれを聞いて「信用しきっちゃう」ことは

  あくまで自己責任で・・・そんな話でした。

 

 

特に女性に優しい情熱の国のイタリア人

 カトリック教の総本山のイタリア人神父

  マザコンとナンパ、フェミニストの国のイタリア人男性

 

甘い言葉と 結果の無責任には

 ご注意されたし!

 

 

そう・・・私は生後半年の幼児洗礼で

 母から強制的に信者にされて 神父の道を目指すために

  16年間ミッションスクールに通い、聖書を熟読。

 

若き母の愛しまくったイタリア人神父の言いなりに

 中学入学時に貞操帯の準備まで強要されてまで・・・

  結局、二世信者に宗教の自由はなく。

 

その神父曰く、この子を神父にする準備がある!

 そう神父は約束したとか・・・

  口では何とでも言えるし 私の人生はどうなる?

 

 

生涯 毎朝 毎晩 食前 食後に神に祈り

 毎週 日曜日に教会に行き 奉仕活動

 「死後、神様は天国での暮らしを約束!?」

 

 

その約束もアブナイなあ・・・

 気を付けよう 甘い言葉と その思い込み!

 

 

そう言えばミッションスクールの担任教師が

 (信者ではなかった)の一言が面白かったです。

 

「うそつきは神父の始まり」

 

 とか名言を言ったっけ・・・

  よほど約束を守らなかったんだなー チョキ笑い泣き