10年程前に 煮た大豆が食べたくて
工業用の大豆を30kg買いました・・・
しかし まだ20kg以上残っていて
困ったなー 私が死んでも残るでしょうし。
スーパーで少量を買うと高いですし
少しじゃすぐに無くなるのでまとめて・・・
当時、安い大豆をネットで探したものの
食用ではやっぱり高いので
樹脂材料用の工業大豆を買いました。
生分解プラスチック用のものですが
「食べられます!」との触れ込み。
「送料無料」に飛びつくと
トンデモな末路が待っていますね。
ペットボトルで密閉したものの
もう10年越え・・・
まとめてお安く=損なんですね。
以前、納豆菌を農家から頂いて
自分で作ってみましたが・・・
結果、失敗。
糸を引いてくれず
全部腐っただけでした。
*****
今回、懲りずにまた挑戦して
菌の元は 市販の納豆をスプーン一杯混ぜて
おお・・・
この厳寒でもできた!
妻に見つかると「中止令」が出るので
私の寝室でこっそり密造。
でも・・・少し匂い始めたので
最終段階で「カミングアウト」
妻は驚き
「えー 納豆なんか作ったの?
全部自分で食べてよ!」
ああ・・・
やっぱり・・・喜んでくれない
でも今回は怒鳴れずに済んだ!
*****
納豆は茹でた大豆に納豆菌を混ぜるのですが
問題は「原菌」の入手。
瓶入りの「菌の元」を買うと高いし
それこそまた数年分も来ちゃうし
(一回の使用は微量なので)
そこで市販されているパック納豆の食べたパックとかを
捨てずに この残りの「糸」を
豆に混ぜて感染させる作戦ですね。
要は「完成品の菌をコピー」するのです。
(厳密には著作法権違反)
夏なら炎天下に布団蒸しにすれば
保温 発酵できるのですが
この極寒で氷点下の室内ではちょっとムリ。
熱源は「あんか」でもいいのですが
この寒さで「電気座布団」「電気あんか」は
全部出払っているし・・・
しかたないので
プリント基板の現像用ヒーター
表面は45℃程度なので 仕事用の装置を使いました。
ネットでは6時間で発酵完了と書かれていましたが
12時間発酵させました。
おお・・・
なんとなく食べられそう
いただきます!
なんとなく匂いが・・・ヘン?
アンモニア臭は無いのですが?
なぜか ワキガっぽい匂いが・・・
別の菌でも入っちゃったかな?
まあ これも手前味噌。
でも あと20kの大豆
どうしよう・・・
絶対に私の余命で消費できませんよね。
これから死ぬまで
毎日納豆でも食べて暮らそうか・・・
それとも味噌とか醤油も作ってみようかな。
樽が無いなー・・・
豆腐なら行けるかも。
*****
妻から一言
「納豆なんか買えばいいのに。
安いしさあ。」
ああ・・・身もふたもない一言。