前のブログでは、ラグビーワールドカップの盛り上がりとともに、体験したい子ども、また親たちがやってほしいと習い事として「ラグビー」が急増してますという内容でした。

 

単なるブームでかっよくて!?

鍛えて強いカラダになるから!?

 

ラグビーに触れる前の大事な要素になりますが、少し踏み込んでスポーツってこいうことが学べるんだ~とか、スポーツの素晴らしさを大人たちが理解したうえで、子どもたちにしっかり説明できるような情報をお届けします爆  笑

 

 

まずスポーツってなに?

 

元々は英国で「球蹴り(後にサッカー)」「娯楽」という遊びから派生していったと言われ、19世紀になると現在世界中で行われているような、ラグビー、陸上、テニスなど、いろんなスポーツが誕生しましたひらめき電球

 

当時産業革命が起こり、イギリスもっともっと稼いで国を豊かにしていこうビックリマークって思いがあり、大量に生産できる機械が開発され、工場が作られ、モノを大量生産し、大量に売らなければならなくなりましたグーでも、今の資源だけじゃ全然足んねーし、これじゃあ他国負けてしまうよね~

ってことで、多くの「」や「領土」が必要になりました。

 

それが植民地制度です。

 

自国の人、資源だけでは到底足りないため、安い賃金でよく働いてくれる働き手を求めていました。特に欧州だと、スペイン、フランス、ドイツといった隣国が急成長していたため、多くのヒト、モノが必要だったという背景があります。

 

 

強くして潤っていた国々で「娯楽」、「遊戯」としてたスポーツから、次第にルールの成立と組織の整備された近代「スポーツ」の「真面目な遊び」へと変化していきましたびっくり

 

ある英国の支配階層出身(土地持ち、お金が持ち、裕福)の多い大学では、ジェントルマンとなるための教育を受けていました。古典・人文学を中心に支配階層としての教養も教え、そこに精神と肉体を鍛える身体活動が加えられるようになりました。勤勉、忍耐などが重視された学校生活のなかで、無秩序だった身体活動に自然とルールが形成されていきました。


特に英国の学校では、限られた校庭で活動しなければならず、自然、エンドラインとサイドラインが生まれ、ゴール間の距離も定まり、ラフプレーは禁止。危険なプレーを防ぐため安全性を高め、してはならないことが定められました。

 

「ルール化の発見、発明」 それが現代における「スポーツ」へと発展していきましたひらめき電球

 

 


◆スポーツ発祥のまとめ

 

「遊戯」、「娯楽」として球蹴りの遊びから派生した

 

→産業革命の発展と同時に、国を大きくしていかなければならなく植民地制度がとられるようになった

 

→どういう方法で国、人を統治するのか?そういった教養をつけるため、位の高い学校で支配階層としての授業が取り入れられるようになった

 

→国語や歴史だけを学ぶのではなく、肉体を鍛える体育も加えられ、そこにルールが定められるようになった

 

→やがて、何もないグラウンドにラインが引かれコートが決まり、安全にプレーしなきゃダメだよっていうルールが徐々に決められ「スポーツ」へと発展していった目

 

 

 

 

 

じゃあ日本のスポーツ発祥はいつなの?

 

 

スポーツが日本に「輸入」されたのは、明治初期と言われています。

 

ただし、確かに身体を使う活動、競技的な要素はしっかり導入されたのだが、スポーツの根本であった「遊び」の要素は切り捨てられていました。

 

当時、文明開化真っ最中の日本は、欧米列強と肩を並べるべく近代国家建設に急速に邁進していました。


富国強兵を“スローガン”に掲げたことによって、輸入されたスポーツは「楽しむ」よりも、「身体を鍛える」ことに主眼となりました。

明治の三育、すなわち「知育鉛筆」「徳育📖」、そして「体育筋肉

 

 

スポーツは体育となり、軍隊と学校を揺りかごとして浸透、成長していく道を歩みましたランニング

 

 

◆日本のスポーツ発祥のまとめ

明治時代初期に産業革命の発展に影響を受け、スポーツを輸入

 

→発展著しい他国に追いつくため、富国強兵制度を導入

 

→スポーツの根底にある「遊び」という概念はなく、「体を鍛えるための体育」と、日本国の教育へと変換

 

→体育が教育の一環となり、国のための軍隊養成として浸透

 

 

 

現在日本のスポーツ界では、暴力、暴言、体罰をなくそうという動きがあるもの、昔からの凝り固まった考えのままの年配者が多いために、時代に合わせた指導、コミュニケーションが取られていない現状がありますアセアセ

 

先日も元フィギアスポーツ選手がベテランコーチからパワハラを受けたというニュースもありましたあせる

 

 

「勝利至上主義」 これが昔の日本の根底にあり続け、これが正しいという認識の人が多くいます滝汗

 

 

そもそもスポーツとは楽しむことが大前提です(もちろん勝つことも重要)

 

しかし、輸入前のスポーツと日本に輸入されてからのスポーツは根底か違う

 

というのを理解したうえで我が子へ、そしてこれからスポーツを習う子どもたちへ伝えることは必須です!!

 

 

ラグビーには「ノーサイド」という言葉があります。

 

命をかけてお互いが戦い合うが、試合が終われば、敵も味方もなく互いを尊重(リスペクト)する

 

スポーツの根底にこんな教育広く広がれば、日本のスポーツ界は大きく変わるはずですクラッカー

 

 

ラグビーが注目され、子どもにやらせたいという親の気持ちも分かるかもしれませんねお母さん赤ちゃんお父さん