美術ミステリーと言うのでしょうか。
画廊経営者が殺される。
画廊に勤める佐和子は、画廊のさまざまな所用をこなしながらいろんな違和感を感じはじめる。

これ、犯人はすぐにわかりました。
とてもあるあるの設定のような。
でも美術の世界をあまり知らない私にも、絵を巡る人々の駆け引きや、振り回され世界が変わってしまう、恐ろしい金額の作品を、文章通じて感じることが出来ました。





現代の介護の基礎とも言える介抱人をする女性、お咲の物語。

女性の奉公人の口入屋。
普通の奉公よりも給金がらいいからと今でいう介護の仕事をする。
三日ほど泊まり込んで、方向性を考え本人にも家族にもいいやり方を探す。
食事や体や、下の世話。
今も大変なことばかりだと思うけれど、人間誰もがいく道。

より良い生き方が出来るよう、いろんな人が心遣う。
中には家族が関心持たない場合もあるけれど、そんな時は他人を頼りにしたりしたっていい。

お咲が頑張れるのは、義父からもらった銀の猫の根付を懐に、持っているから。
辛いことがあったとき握りしめる。

実の母とのやりとりはちょっとわかるけれど、正直このお母さんいやだ。
でもね、そういうの下手なひとっているのね。
素直になれない。

親子の縁は切れない。





シリーズものですが、他は読んでいません。

ミステリ専門書店でバイトしながら、副業で探偵をする女性。葉村晶。

なんだか事故や事件に遭遇するんですね。
でもさすが探偵。
短編集ですが、表題の静かな炎天が一番好きかな。
晶の静かな一言が効いてます。
その意味が怖い。

その他、クリスマスにいろんな用事を言いつけられ、あっち行きこっち行き、いい人なんだなあ。
早く寝かせてあげてと思いながらも応援していました。