仙台旅行最終日、前日は本を読んでいて遅くなったので、起床が遅い。朝ごはんは、1日目の朝にホテルの下で発見した「だし茶漬け えん」さんでサクっと食べて部屋に戻る。

 

特にやることもないのでゴロゴロしていると、気づいたら10時を過ぎていて、お昼の予定が決まっていないことに気づき調べ始める。

 

最近「百名店」に意外とハズレが多いので、動画を昔から拝見させていただいてる Ikko’s Filmさんのおすすめを調べる。「Ikko’s Film 仙台」🔍すると、「仙台にて一人フレンチ!東北を感じさせてくれる「フレンチレストラン・プレジール」・・・という検索結果。

 

10分近くある動画とブログを拝見させていただいて、Ikkoさんのある一言が目に留まった。「仙台に来る際は海外産の牛タンを食べるのではなく、こちらのレストランで仙台を感じるのもなかなか粋だと思います。」えっ、牛タンって外国産なの?という驚きの事実を知ってしまった。

 

そんなこんなで、意思が固まった僕はお店に電話をかけて「12:15に1人で」と予約をとる。フレンチは経験が少ないので、いつも身が引き締まる。襟シャツを着て電車に乗って向かった。お店は、仙台駅から二駅の大町西公園駅から徒歩1分。

 

素晴らしい天候で気持ち良い。お店の前に到着、メニューをさっと確認して入店。

 

ランチは4,500円税サ別のコース一本のみ。

 

蛍烏賊の前菜

 

フラン 

濃厚な魚介の出汁が喉を透き通る。

 

前菜 : 

ルッコラ・春菊の緑のソースにホタテ、スモークサーモン。

厚みのあるスモークサーモンの味が春菊ソースと重なった時に、味が深まる。

 

魚介料理 : 

芳ばしく焼き上げたアンコウを野菜のスープと共に。アンコウをほうばりながら、野菜のスープを飲むと、淡白な魚介の旨みにじゃがいもやにんじんの甘味と食感が加わる、胃が温められる。

 

肉料理 : 

豚肉は、蔵王JAPAN X。ジューシーで、噛み締めると豚肉の香りが広がる。菊芋、マスタードのソースとの相性も抜群。

 

八角のシャーベット : 

一口含むと甘味が広がり、さっと八角の香りが鼻をくすぐる。感動しておかわりしてしまうほどの美味しさ。こんな組み合わせがあるのかと驚き、お口直しにピッタリだ。

 

デザート : 

地元で採れたいちご、マスカルポーネチーズ、そしてバジルのピュレを使用したデザート。香りや食感が驚くほど創造的。

 

一口サイズのチーズケーキ

 

店内カウンターと、テーブル・一席と、個室とこじんまりとしたデザイン。僕が東京で大好きなお店とすごく似ている。サービスの方は、カウンターのソムリエの方だったので、食事中は終始彼と会話をしていた。「えっ高校生なの?」「このお値段は、まだ仙台では高いって言われるんですよね〜」、「八角シャーベットの作り方は・・」などと質問したら丁寧に答えてくれる。また、最後のお客さんだったので、シェフともお話しさせていただいた。

 

シェフは、元々東京で修行していたがお母さんの体調不良で帰省し、お店を開くことになったそう。聞けば聞くほど東北の食材の魅力、こだわりが伝わってくる。定期的に東京にも訪れ、舌をアップデートしているとのこと。

 

最後に仙台で他におすすめのお店ありますか?と聞いて後にした。Ikkoさんのお言葉通り、仙台を感じ、フレンチを学んだ。

 

とっても気持ちの良い、有意義なランチだった