続き物です♪
BORA修理編の一応最後になる予定です。
いよいよBORA35に乗り出しまっせーー!!
まあ・・・タイトルに怪しい文章が1つ書かれてますけど、それは追々書きます・・・
ちなみに、なんかアメーバの運営元が勝手にモデファイしてたみたいで、色々ブログ更新に手こずりました・・・。
まあ、面白い絵文字が気軽に使えるようになったのは嬉しいですが
さて、フロントのハブのお話しですが、オスねじにあたるHB-BO127は新品で購入したのでこちらは問題なしですが、
ハブ軸のメスねじが少しなめってしまい、スムーズにオスねじが入っていかなくなってしまったので、修正をかけていく作業風景です。
ちなみに2016年10月現在では、ググってもこの作業は出てきませんでした。
なので、かなり不安に思いながら、素人が頑張っていく作業風景です
ヤフオクで購入しました、超希少サイズのM12×P0.75のタップ
アダプターにライドオン。
これで準備完了!
受けの穴を早速修正していきます。
タップを使う上でのコツは3点だけ。
・垂直に当て、軽く固定されるまでまず締め込む
・その後オイルを先端に塗布
・4分の3回転締め込んだら、4分の1回転戻し、また4分の3締めていく
特に難しい作業ではなかったんですが・・・、おもっきり銀色の金属カスが出て、金属をゴリゴリ削っていきますので、精神的に物凄く不安
でも恐れず、ぐりぐりタップを締め込んでいきました!
しっかりタップを最後まで締めたら普通に外して、さあ本命のHB-BO127を手で締めていきます!
これがスルスル入れば、とりあえず一安心だが・・・
!?
入った!手でスムーズに入りました!
なめった穴を修復できるタップ。素晴らしい工具ですねー♪
そして、ここのネジは『永久に外れてほしくない』ので、一番固定力が高いロックタイト263を
しこたま塗れるだけ塗って、ねじを締め込み、48時間放置しました。
メーカーは24時間で完全固定されると説明文に書いてましたが、念のため倍放置しました。
同じく説明文には『完全固定の液剤です。もう2度とそのボルトは外れませんけど覚悟できてますか?』的なことまで書かれてます。
うんうん♪いいのよ♪
ここのボルトは絶対外れちゃダメなんだから
で!
一番大事なこと。
本来なら、すごろくで言うところの『ふりだしに戻った』この状態。
この状態で、玉当たり調整はしっかりできますから ↓
こんな感じでいい具合に調整して、ハブを開けなくていいんです。
これで終了でもいいんです。
まあ元々“ハブのグリスを自分で詰め直したい“という自分の欲求を消化するために、今回かなり一悶着あったわけですが・・・。
最近の初期出荷状態のカンパのハブは、多少グリスは多めに詰められてますが、特にこのまま乗っても問題なし。
ただしリヤに関しては、フリーのグリスが多過ぎると、足を止めた時のラチェット音が静かになるので、個人的にはグリスを少なく調整したいところですが、フロントは多少グリスが多くてもほぼ問題なし。
1万キロ以上乗った頃に(ちょっと乗り過ぎか?)、その時にハブ開けてグリスを詰め替えたら本来はOKなお話し。
僕も、もうここで終わろうとも思ったんです。
でもですね・・・。
なんか逃げたみたいで気持ち悪いじゃーないですか!?
ここまで来たら再挑戦して、玉当たり調整側のボルトを外したいじゃ~ないですか?
ということで、世紀の再戦の時 やって参りました!(笑)
六角レンチを左右にあてがい、『玉当たり調整側のねじ』が外れ、中のグリスを詰め替えれたら、まさにミッションコンプリート
もちろん今回ちゃんと学習しておりますので、玉当たり調整側のねじの根元に、ねじを緩めやすくする潤滑剤のラスペネを塗り、
更には玉当たり調整ねじのある側だけにトルクをかけるよう、力配分にも気を付けました。
さて いきます。
おもっきりチカラをかけます。
・・・・
ビクともしません。
渾身の力を込めてもう一度!!
バキキキキ!!!
はぁ!?
き、聞き覚えがある音だぞ・・・・
えーと。
外れてはいけない側のボルトが、
また外れるギャー
本来は玉当たり調整側のこちら。
ここのボルトが外れる構造のはずなんです。
特に今回、ガッチガチにロックタイトで固定して、気を付けて気を付けて作業したにも関わらず、そっち側がまた外れる・・・。
これはもう、玉当たり調整側のネジの固着力が、もはや人知を超えている様子。
多分これ、俗に言う不良品?
選んだロックタイトが悪かったのか調べてみましたが、固着力について面白い記事がありました ↓
http://www.worldimporttools.com/staff_blog/blog/2012/12/28.htm
ここを見ても、やはり一番固定力が強いタイプのロックタイトを僕は選んでますし、それを外すには、34Nmのトルクが必要と書かれてます。
34Nm!?
34Nm!?
手持ちのトルクレンチ、24までしか目盛りないんすけど
ということはですよ?
外したい方の玉当たり調整側のボルトは、これ以上のトルクをかけないと外れないってことに他なりません。
えーーー!?
不良品以外の何物でもなくなーいー?
もう意味分からないんですけどー?
しかし、落ち込む前に、意外なことがここで起こります。
バキキと嫌な音と共に、また外れてしまったボルト、HB-BO127君。
また最初と同じで、タップかダイスで修正かけないと手で普通に締まらないんだろうなと覚悟していたんですが、手ですんなり元に戻りました。
元に戻るということは??
そう!上に書いたとおり、このまま1万キロ以上は普通に乗れるってことです♪
もっと言うと、しばらくはロックタイトで固定する必要もない
普通のトルクで締めておけば、普通に自転車乗れます
よし、もういい。
このまま乗ろう!
・・・・
いやね?
とうぜん気持ち悪いですよ?
かなり不完全燃焼ですよ?
何より1万キロ以上走った後、ハブをどうやって開けたらいいかまた悩む必要ありますよ?
でもね。
本来外れるべきボルトが、外れんのですわ (笑)
とりあえず本当に全く問題ないので、このまま乗り始めますが、でも一応いつかハブを開ける時に困らないよう、お勉強は今からしておこうと思います♪
困った時の知人、自転車屋じゃないけど、かなり腕のある自動車屋の井上さん(笑)
あんただけが頼みや!!
教えてくれーーー
(そこそこいいの教えてもらったので、今後もしハブ開けれるようになれば続報書きますが、当分先のお話しです)
ということで、今回で修理編は終わりでございます♪
覚え書きで修理にかかった費用を書いておきます。
・HB-BO127 取り寄せ 5600円
・タップ 1200円
・タップ固定ラチェット 2500円
・ラスペネ 1400円
・ロックタイト 400円
計11100円かー・・・。
高くついたなー・・・
まあ、BORAはPBKで11万6千円で買えたんで、それがせめてもの救いです・・・。
ポンド安の影響でとっても安く買えましたが、どうしても自慢っぽくなるため、BORAの購入金額は伏せてましたが、今回こんなに痛い目にあい、しかもボルトが外れない不良品に当たった(?)と思われるので、あえて書きましょう
海外通販はたしかに安いです。
しかしながら、今回のように非常に痛い目にあうこともあります。
また、もちろん立て振れ・横振れに関しても、僕はそこまで追求していないので、なおの事この辺をしっかりした物を使いたい方は特にです。(カンパの完組ホイールは優秀な個体多いですけどね)
ということで、今回長々と書いたことを読んで『怖い!』と思ったら実店舗で買うことを強く強く推奨いたします
実店舗でBORA35。
安い店舗で23万位でしょうか?
確かに半額。
されどでリスクは倍以上
是非覚えておかれますように・・・。
そして、2015年以降に新設計されたカンパとフルクラムのホイールを所有しているorこれから所有される皆さまへ。
あなた様の『玉当たり調整側のボルト』が普通に外れることを、心から祈っております・・・
ではでは、次回のその⑫で、カーボンホイール専用パッドの装着編を書きますが、その後はいよいよ実走します!!
もうすぐBORAで走れるぞーーーい