先日購入しましたcampagnoloのBORA ONE 35 チューブラー。

 


装着前にじっくり観察し、ちょっと偉そうに語ってみようと思います(笑)



繰り返す事になりますが、今回僕はダークラベルのシマノ用をまず1セット購入し、

 



ものの数日ですぐに売って、ブライトラベルのカンパ用を買い直しました。




理由はダークラベルが自分のバイクにしっくりこなかったからです





ですので、2セットのBORAを比べることが幸いできたので、1セットだけ購入されたお方より、ちょっとだけ語れることも多いかと思います♪



ちなみにシマノ用を最初購入したのは間違ってオーダーしたのでは決してなく、たまたまその時カンパ用が欠品していたからです。


シマノ用・カンパ用と、大きく違いがありそうですが、実はそこまで違うわけではなく、フリーと付属の専用ブレーキパッドが違うだけ。

shimanoフリー ↓

 


カンパフリー ↓

 


フリーとパッドを、ヤフオクなんかでシマノ用を売って、カンパ用を買えば問題なしです。
新型シマノのフリーの方がなぜか高く売れるので、損失金もほぼほぼ出ないと思います。


まあ、ブライトラベルを買う時はカンパフリーの在庫があったので、普通にカンパ用を買いましたけどね




では項目ごとに分けて書いていきたいと思います。







・噂には聞いてたけど、サインが・・・ない!


ボラワンの品質保証書。

 


注目は左下。サインがない




今年初めに買ったZONDA。

 


ZONDAなれど、サインがある




この違いは何か!?


カンパニョーロに直接聞いたわけではなく、ネットでかき集めた情報にはなりますので若干不透明ですが・・・



BORA ONEは生産地をルーマニアに最近移動し(前はイタリア)、ライン工場のおばちゃんが組み&調整しており、責任を持ちたくないのでサインをしてない・・・という噂です。


そう!組んだのはイタリアの職人ではなく、ルーマニアのおばちゃんらしい(笑)


まあ確証はなく、あくまで噂なんで『そうらしいよ?』・・・という程度にとらえてください



ちなみに、ZONDAはサインがあるからイタリアで組まれてるの?とか、BORA ULTRAの方はサインがあってイタリア組みなの?とか、その辺は全ったく調べてもないので知りません(笑)


プロショップか所有者の方にでも聞いてください



いずれにせよ、イタリア製造にこだわる人は、BORAONEの購入はお控えいただく方がいいですよ?・・・という話しです♪




あと、ルーマニアの場所については・・・、ゴージャスにでも聞いてください(笑)










あ、そ~~~~れっ!!

 

ココ!





・カタログ重量と違いは?


たったの2つしか検体がないので確証はないですが、今回は2セットとも前後輪合わせての総重量は、カタログより35g減と、37g減でした。

共にカタログより軽かったです。

ほぼ差がなかったので、ブライトラベルだからダークより塗料が多く重量増・・・という感じではなさそうかなー。


また、過去購入したカンパのホイールはカタログより重いことが多かったですが、BORAはもしかしたらカタログより軽い個体が多いの・・・かも?


いずれにしても、過去買ってきたホイールの中ではもっとも軽量だったので(チューブラーなので当然ですが)、持った瞬間 『軽っ!』 と叫んでしまいました。

BORA35、そしてチューブラーはやっぱりいいですなー





・付属品

海外通販で買ったら、大体下のパーツが付いてくるはずです

 


特徴なのは、ニップル回しがないこと。

シャマルとかは普通に付いてたんですが、BORAは新型になって外出しニップルになり、調整しやすくなったにも関わらず付属してません。

まあ、『調整は素人がすんなよ!』・・・とでも言ってるんでしょうかね?(笑)

また、クイックリリースはかなり穴開き加工がされてて、かなり軽量なんだろうと思いきや!

ZONDAのさほど穴開き加工されてないクイックと重量差はほぼありませんでした。
なんでやねん(笑)






・ハブのシールも違ってた

USBと大きく書かれたシールがハブに貼ってありますが

 



ブライトラベルは赤くて目立つシールでしたが、ダークの方はここのステッカーも黒(正確には鼠色)でした。

だから何?と言われたらそれまでですが、まあダークラベルはとことん色がシックということです♪





・フリーの音の違い

今回たまたまシマノフリーとカンパフリーを比べることができたわけですが・・・。


実しやかな噂で聞いてたのが、『カンパフリーの方がラチェット音がうるさい』と、どこかで耳にしてました。



そして今回、もちろん両ホイール共にカラ回しして、『カリカリカリ』というラチェットの音を聞き比べたところ・・・


工場出荷時の現状だと、両者に違いは全くなし。



そしてもちろん、グリスを適当に詰めまくられているので、両者とも無音に限りなく近い!
シマノのホイール並みに静かです♪



グリスをきちんと詰め直して、本当にフリーの違いで音も違うのか見極めたかったのですが、シマノフリーの方は調整前に売ってしまったので、違いがあるかどうかは確認できませんでした。




また、これも噂の範囲でしかないですが、シマノのアルミシェルケースの白いやつは、結構すぐに損傷する(削れる)と聞いてます。

 


確かにカンパの方は見るからに頑丈で丈夫そうですが、シマノの方は溝も極端に浅く、ちょっと頼りない感じはします。

スプロケを頻繁に付け替えなければ全く問題ないと思いますが、シマノの白いやつはまだ発売されたばかりですのでかなり未熟で、逆にカンパフリーの方は成熟してる気がしました






・迷ったら上のグレードと常々書いてますが、今回はULTRAではなくONEをチョイスしました



何度かこのブログでも書いております、『自転車のフレームもパーツも、迷ったら上のグレードがお勧め』と頻繁に書いてる、わたくしめ♪


105とアルテグラを迷ったら絶対アルテグラにした方がいいですよ? ってことなんですが・・・。




ネットでBORAの購入を迷ってらっしゃる方が一番悩むのは当然、ONEかULTRAのどっちにしようか?・・・という点だと思います。


お金があればULTRAにしとくのが、当然間違いございません。


でも・・・、ワンとウルトラではベアリングの違いしかないので、ここはちょっとよく考えた方がいい部分だと思います。





まあ単純に、『ウルトラ買う金がないだけでしょ?カルトの性能とか知らんのでしょ?』と思われるでしょうが、一応プロショップに顔は一切出さない僕も、カルトはちゃんと触ってます♪






 


まるでそこらの自転車屋のような風景ですが、自宅での写真(笑)


『なぜこんな状態になるのか?』・・・は、説明すると長ーくなるので割愛しますが、ホイールではなくクランクではありますが、僕もそこそこのベアリングマニアですので、自分でちゃんと経験してますし、カルトがどれほど回るか知ってます。




スーレコのカルトベアリング。

 


確かに指で回すとクルクルクルクルなります。USBより数段上。

ホイールのハブももちろん同じこと。

カルトに越したことはないです。





・・・ですが。



やっぱり値段の差ぶんは無いかな~・・・というのが、一応自称カンパマニア&ベアリングマニアの僕の結論です♪




というか、カンパのハブって、安いのでも性能が物凄くいいんですよね。

ZONDAのハブ・・・というかベアリング。

 


きっちり調整したら、ものすっ・・・ごくよく回ります。


カンパのベアリングは、普通・USB・カルトの順にランクが上がるんですが、これはもう間違いなく


・普通のベアリング  → お値段以上の性能

・USB → お値段なり

・カルト → お値段の価値には見合っていない



・・・・と、判断している僕です♪


単純に、USBやカルトは高いんで、回って当たり前・・・って感覚なんですが、普通のベアリングの方が、『この値段でここまで回るか・・・』と驚きます





ということで、貧乏人のひがみも若干(いや、相当?)入ってますが、カルトまで追求するよりか、それ以外の所にお金かけた方が幸せになれる・・・というのが、実際数年カンパ製品に携わってきて感じた次第にございます


ですので、ONEとULTRAか迷った場合!

『資金があるならULTARAにしときましょう!』と返答はしますが、資金がそこまでないのであれば、迷わずONEでいいと思います♪


まあ、購入を検討している方は参考程度にどうぞ♪


クリンチャーかチューブラーでも迷うでしょうが、それは追々書いていきます





ということで長くなったので今日はこの辺でおしまいです。


次回はいよいよ、ルーマニアのおばちゃんが組んだであろう(笑)、ホイールの精度(立て振れ・横振れ・玉当たり調整)やら、リムのヤスリ掛けのレベルやら、ホイールの仕上げについて語ってまいります♪


さてさて、ちゃんとした仕事してるんでしょうか?

一応高級ホイールですので、適当に組まれてるのはもちろん勘弁なわけですし、

海外通販組みの人だと、一番気になるとこですよねー。


ネットで探しても、この辺の情報ってあまり転がってなかったりします♪

次回もお楽しみに~




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