衝撃的なタイトルは一旦置いておいて・・・(笑)


campagnoloのフロントディレーラーの調整方法の『覚え書き』を書いておこうと思います。

僕は自転車屋で直接教えてもらったわけではなく、本とネットで調整方法を見て覚えたんですが・・・、いまいち100点満点の文献がなく、調整作業をする度ことごとく詰まるので、この際自分が確立した調整方法を忘れないよう書き記しておきたいと思います。


ただし!

大きくは間違っていないはずですが、あくまで素人の生兵法ですので、真似される際はくれぐれも自己責任でお願いします

基本的には、未来の自分用です




①RDの調整をまず先に済ませる

 

当たり前ですが大事なこと!


②ワイヤーは長めに切り、まずワイヤーは止めないこと

 

すぐボルトで止めたくなりますが、まだ止めちゃダメ



③左レバーのワイヤー微調整ねじを、MAX緩める付近にもってきておく

 


一番最後は、ワイヤーを張る作業に通常なるはずなので、基本ここはゆるい方に合わせておくのが無難。
ねじをどっちに回せば緩くなるのか?張っているのか?・・・が分からない場合は、ワイヤーの末端を指でもって、微調整ねじを回して、
『ワイヤーがシフター方向に引っ張られる感触』が、張っている方向です。



④左レバーの親指シフトを押して、一番インナーまで落とす

 


ただし、ここの親指ボタンをガチャガチャやたらに落し過ぎると、レバーが詰まり、ピクリとも動かなくなるので押し過ぎはご用心。



⑤右シフターでリヤを最大ギア(歯数が一番大きい)に移動し、FDの内側にチェーンが擦るギリギリのクリアランスで調整する

 


上ネジで調整

   
 
 僕の場合はクリアランス0.1mm
 


⑥ここで初めてシフトワイヤーを固定。

 

 

手で強めに引っ張り(プライヤーなどで引っ張る人もいますが、手で十分)、トルクレンチで固定します。

最終的な締め付けトルクは5Nですが、張り直し作業の可能性もあるので、最初は3~4Nで止めましう。5Nで締め付けるとワイヤーがほつれる可能性が飛躍的に高まってしまうため、最初は弱めに固定(初心者は特にここ、かなり重要)

 


左シフターで、フロントがアウターまで上がるか確認(リヤのギアはどこにかけててもOK)

ここでアウターまで一切上がらない・・・という症例が圧倒的に多いです。

ほぼ100%ワイヤーの張り不足でして、ネジで調整していきます

FDの下ねじを半時計回りに4分の1回して再チャレンジです。

 
 
4分の1回してダメ→再度4分の1回して→ダメ→再度4分の1・・・・の繰り返しです。


⑧無事アウターにチェーンが動いたら、クリアランス確認


 

フロントはアウターに固定のまま、まずリヤをアウタートップにかけ、上記の写真でFDとの隙間を0.1mm位に調整。

調整方法は⑦と同じく、FDの下ネジ。4分の1では回し過ぎなので、8分の1くらい回し何度も微調整。

注意点は、FDをアウターに置いたまま調整しようと思うとネジが動きにくいため、FDをインナーに毎回落としてから、ネジをあおった方がいいです。

 

そして、フロントがアウター、リヤアウタートップで問題なければ、フロントアウター、リヤインナートップにかけ、同じくチェーンの動きと、チェーンとFDの隙間など確認。

 


⑨ちょっと雑な感じで変速をガチャガチャやります。多いトラブルが、インナーからアウターにあげる時に、チェーンがチェーンリングの外に飛び出すことです。

この場合は、FDの下ねじを8分の1回転づつ、時計回りに絞め込み、繰り返し繰り返し試しましょう。

逆にBB側に落ちる場合は、FDの下ネジを8分の1回転反時計回りに締め込みましょう。



ラスト!!⑨最後に微調整ネジをあおる

 

おそらくほんの少しワイヤーをここで張ると、いい感じになる事が多いはずですが、FDのねじだけで調整バッチリになる事もあるので、ここをあおるかあおらないかは、かなりケースバイケース。



 


以上です。

言葉で言い表しにくい部分も少しあって、幾分はしょってますが、一応詳細には書いたつもりです

また、どれだけ追い込んでやっても上手くいかない場合、チェーンの長さが実は悪いってこともあり得ます。

色々やる前にチェーンの長さが間違っていないか、しっかり事前確認しましょう。






そして完全に独学も入ってますが、3つ小ネタも追記

①FD調整には、UT-F020 カンパニョーロFDアライメントツールが必須。

 


必須は言い過ぎですが、これあるのとないのでは、全然違います。


 


新品のFDであれば、オレンジ色のシールで調整できるようになってますが、あなたがつけるFDが中古であれば、この工具を是非仕入れて下さい。

詳しい使い方は、こちらの方が詳しく書いてますので是非飛んで下さい

http://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=13118&forum=82

丸投げですみません・・・



②調整ねじが緩いと感じた場合

僕のFDはちょっと古いもので、若干調整ネジがゆるくて怪しかったのです。
調整がバシッと決まったつもりが、数日経つとズレてる??・・・みたいな

そんな時は、ねじを一旦外して、ロックタイトを塗ります。

 


僕は222を塗ったら、すごくいい抵抗になりました!

塗るのはボルトの先に1滴だけでOK!

 


でもこれ、どこかで聞いたわけでも見たわけでもなく、100%独学です

調整ネジがゆるゆるで困っちゃう!って方は、あくまで“自己責任で”真似してください。




③FDのインナーワイヤーの質は重要

FDのワイヤーは、上手な人でなければ何度か張り直す作業が必要になる可能性があります。

ずーっと前にも書きましたが、カンパの純正ワイヤーはあまり性能がよくなく、ほつれに弱いです。

 


RD側はあまり張り直すことがないので、カンパ純正ワイヤーでもいいんですが、FD部分だけでも性能のいいワイヤーを使うことがお勧めです♪


僕はBBBのやつ使ってます。

 


 

品番 BCB-12C もちろんカンパ用。

これはそこそこほつれにくく、しかも安いのでお勧めです♪(1つ600円)


BBBって、結構2流か3流と思われがちですが、ワイヤーしかりバーテープしかり、消耗品は結構お値段以上の品質だったりします!




以上!!

一応覚え書きとなりますが、どなたかの役に立てば幸いです♪



バイクを組む上で、FDの調整がやっぱり一番手こずる部分ではありますが、ここがバシッと決まった時は本当に気持ちがいいものです♪

また、よく『カンパのFDの変速能力はウンコじゃ!』・・・と書かれるわけですが、バシッと決まったカンパのFDは、スパスパ変速決まります。

たとえ旧型であってもです!(笑)





ということで、数回続いたカンパねたは終わり・・・と思いきや!!?

















 


何かが届いた!!

やっちまった

NEWホイール 買ってもうた!!!!


ポンド激安で、調子にのってもうた!!!


次回以降の自転車ネタは、

3児の父が遂にやらかしちゃったお話し

を書きます(笑)

ご期待下さい!!




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