別に買ったばかりのペダルではなく、もう1年半くらい愛用しているペダルですが、今更ながらのインプレです♪
SPD-SLペダルで何にしようか悩んでる方に向け、タイムペダルを今回押してみようと思います♪
OEM≪他社への提供≫で、ちゃんとTIMEの製品ですが、MAVIC販売もありますので、
MAVICマニアはこちらを選びましょう(笑)
日本国内だと、『迷わずペダルはシマノ!!』って方が多いと思いますし、確かにシマノのペダルも全然いいのですが、シマノを安易に買うのはちょっとタイム!
TIMEペダル、まじでいいっすよー
そういう僕もタイムを使う前は、シマノのアルテグラのSPD-SLを使ってました。
しかし、とある日・・・。
ロングライドの途中に、片方のひざを痛めてしまいましてねー。
別にシマノのペダルがダメだったわけではないと思いますが、痛めたあと色々調べてみると、タイムのペダルは膝に優しい の文字をたくさんネットで発見
もう即買いでしたねー(笑)
最初はお試しもかね、XPRESSO4という下位グレードを買いました。
そして速攻でタイムペダルのファンになり、すぐに上位モデルの10にグレードアップしました。
タイムペダルは、XPRESSOの後に書かれてる数字が上がるにつれ、グレードも同じく上がります。
2016年3月現在だと、
2
4
6
8
10
12
15
の、7グレードです。
さて、どれを選びましょうか?
シマノだったら、基本DURAかアルテグラ選んでおけば、所有欲も満たされ性能もお墨付きって感じでしょう。じゃあ、タイムの場合は15か12?
いえ、ちょっと違います。
トップグレードが極楽ではないんです。
なぜかと言うと、12と15は値段が破格。
特にトップグレードの15は、定価6万2千円。
ペダルだけで6万2千円
うん、これ買うやつは大馬鹿です(笑)
まあ大馬鹿は言い過ぎで、ただの妬みが入っているわけですが、それでも常人は絶対選ばないでしょう。
じゃあどこが極楽かと言うと、もう間違いなく10です。
自分が使っているから押しているんでは決してないですが、10選んでおけば間違いない・・・と思います。
10が極楽に違いないという根拠の1つに、最新のニュースをかぶせましょう。
プロトス
よーく見てみると、はっきりとペダルに『10』の文字が見えます。
10の文字。
そうです。プロでも12や15は使わない。
10です。
だから極楽は10。
12と15は確かに更に軽量化されてますが、絶対に耐久性を犠牲にして成り立っており、信頼性にかける。だからプロも使っていない・・・という僕の勝手な見解です♪
異論は・・・認めます。
ただの個人的価値観ですし、12と15を買えない“ひがみ”も確実に入ってます(笑)
でも、プロでさえ選んでいるんだから・・・というこの事実は何ものにも代えがたいほど説得力があることは確かだと思います♪
それでは、シマノのペダルと比べる形で、細かく分けてインプレしていきます。
≪素材≫
10から上のグレードは、ペダルがフルカーボンです。
シマノも部分的にはカーボン使ってるモデルもありますが、フルではないですね。
カーボン大好きっ子であれば、この“フルカーボン”という響きだけで欲情しますね(笑)
ただし、カーボンの性能を実際体感できるかと聞かれたら・・・、素人ライダーではおそらく無理だと思います。
僕は4から10に変えたわけですが、体感は一切できず。
まあロングライドで若干の疲労度の違いはあるでしょうが、パッと乗っただけでは違いは僕は分かりませんでした♪
≪重量≫ TIMEの勝ち
DURAの9000で、片側124g。
エックスプレッソ10だと、片側95g。
実測はやはりちょっと重いですが(自分のは100gと99g)
それでもDURAに勝る軽量。
軽いは正義。 異論は・・・認めません(笑)
≪見た目≫ TIMEの勝ち?
まあ完全に好みの問題ですけどね。
個人的には、タイムの見た目が全ペダルひっくるめて、一番カッコイイと思ってます。
シューズをはめた状態でも、TIME使ってるんだとすぐ分かります。
≪本当に膝に優しいのか?≫
はい、間違いございません。
シマノより確実に優しいです。
タイムはフローティング機構といって、クリートをカチリとはめた後も、左右に数ミリぐりぐり動きます。
この無駄に思える、そして若干『外れるんとちゃう?』と不安に思わせるこの動きが、膝へかかる力を分断させ、膝を守る役目になっているそうです。
実際、タイムに換えてから膝の痛みがかなり良くなったので、実体験で間違いないと断言できます。
そしておそらく、膝を悪くしていない人であれば、『俺膝悪くなってないし、別にいらないっしょ』と思われるでしょうが、人間の体はいつガタが来るか分かりません。
ガタが来る前に保険として備えておくのも、1つの知恵だと思いませんか?(笑)
≪キャッチのしやすさは?≫ TIMEの勝ち
僕はシマノは最後まではめにくく感じてましたが、TIMEに換えてから楽勝になりました。
でもこれは意見分かれてるみたいなんで、あくまで僕個人の感想です。
あと、音がカッコイイ。これは文句なしタイムの圧勝。
シマノが『カチッ』って感じの小音で、タイムは『ガチン!!!』と大きい響き。
うまくハマらない時は無音の場合もありますが、うまくハマって『ガチン!!!』と鳴ると、超気持ちいい。
1年半経った今でも、この音に毎回しびれてます♪
≪リリースのしやすさは?≫ シマノの勝ち
シマノの方が力が少なく、容易に外すことができます。
タイムは結構ひねって力を入れる必要があります。
大きい差はないですが、比べるとシマノの方が若干外しやすいので、緊急時のパニックの時などは有利でしょう。
ただしここも、タイムの音がまじカッコイイんですわー
シマノが『パコン』ならば、タイムは『バチィッ!!』
キャッチの時と同様、やはりカッコイイ音がします。
≪クリートの減り具合は?≫ シマノの勝ち
シマノとたいして変わらんよ!・・・という意見もちょいちょい見ますが、僕の感想だと『シマノよりは減りが確実に早い』です。
でも、僕はまだ我慢できるレベルだと思ってます。
シマノより2倍減る・・・とこまではいかないと思ってます。
1.5倍位かなー・・・。
シマノがクリート2セット使う期間で、タイムだと3セット使う・・・位に感じてます。
あと、普通の人だとクリートを頻繁につけ外す左足のクリートの減りが早いわけですが、左が減ってきたら右と入れ替えてしまえば、長持ちしますわな♪
≪いやいや、本当は左右入れ替えちゃダメ≫
左のほおを叩かれたら、右のほおを差し出しなさい風に、左のクリートが減ったら、右と交換しなさい と書きましたが、本当はタイムのクリートは左右非対称。
Qファクターといって、固定位置が左右で違い、クリートを左右入れ替えると3mm差が出ます。
ですので正確に言うと、入れ替えはダメなんです。
でも、その3mm・・・。
白状しましょう。
僕は違いがそんなに分からんのです(笑)
正確には、確かに体感はできて、クリートをはめる時に差は感じます。
でも、ペダルを回すと全然違いが分からんのです・・・。
ああ・・・。この3mmを気付ける男になりたい・・・
僕と同じで、この3mmを気にしない鈍感な人であれば、左右クリートの入れ替えで、かなり長持ちさせることができます♪
≪バイクを降りた時の歩きやすさは?≫ シマノの勝ち
TIMEのクリートは、カフェクリートと言って、カフェ(つるつる地面の喫茶店)でも歩けるから・・・という事から名前がつけられています。
はっきり書きましょう。
『それは言い過ぎ。名称詐欺』です(笑)
シマノより歩きにくいし、ガチガチうるさいです。
シマノはあまり音も鳴らないし、最終兵器のクリートカバーなるものも発売されてますが、TIMEにはそれが無いのも痛いところ・・・。
クリートつけてガシガシ地面を歩きたい人には、TIMEは向かないですね。
まあそもそも、それ考える人はSPD-SL買わないでしょうけど(笑)
最後!!
≪未知な領域、耐久性≫ シマノのおそらく勝ち
TIMEの弱点はクリートの減りもありますが、それは先にも書いたように、ある程度目がつぶれる範囲だと思います。
ただし、目をつぶれない最大のデメリット。
それがペダル本体の耐久性。
TIMEのペダルはベアリングがシールドベアリングなので、オーバーホール(グリスの詰め換え)が基本できません。
なので、完全なる消耗品。
シマノはもちろん、オーバーホール可能。
普通に考えて、やはり耐久性は落ちると考えるべきでしょう。
自分のエックスプレッソ10は、まだ寿命まで使い切ったわけではないため、耐久性については噂を聞くだけですし、はっきりとした寿命がどこかに載ってるわけではないため、何も語れない私ですが、とりあえず今のところ1年半。
ほぼ毎日自転車に20キロ乗ってて、問題は全くないです。
寿命が明らかに来たらまた書こうと思いますが、まあ3年もてばいいかな~・・・程度には考えてます♪
また例え本当に寿命が短かかっても、僕は膝の心配もありますから、絶対にシマノには戻れないです♪
・・・・以上!!
耐久性を筆頭に、確かにシマノが勝る部分も多いです。
しかし、膝を守ってくれ、軽量で、見た目も音もカッコよいTIMEペダル。
更に、周りはやはりシマノペダルばかりだから、人と違う優越感(?)に浸る事も多分できます。
エックスプレッソ4なら105よりも安く買えますので、一度試してみるのをお勧めしまっせー!!
そしてあなたもタイムペダル信者になろーーー!!
にほんブログ村