君の瞳の中に見えた丸くて青い星
山下智久さんのNEWアルバム「YOU」の9曲目に収録されている曲。作詞・作曲石崎ひゅーい。ひゅーいは山Pのことが好きで原宿で生写真を買ったことがあるとか(笑)
どういった経緯で楽曲提供することになっは分からないですし、元々あったひゅーいの曲を提供したのか、提供するために書き下ろしたのかも分かりません。この情報が入ってきた時、単純に、え?ジャニーズ?!すごい!!と思いました。また、山Pファンの方々にもひゅーいの作った曲を聴いてもらえるなんてすごく嬉しいなぁ!!!と思いました(^O^)
そしてあの山Pがひゅーいの曲を歌う、、、
山Pがひゅーいの魅力を知ってくれたら最高だし、気に入ってライブとかで歌ってくれたらもっと最高だし、といろいろ想像してしまいワクワクしました。一方、独特なひゅーいの歌詞を山Pがどのように表現してくれるのか、全く想像がつかなくてとても楽しみでした。
シンプルなイントロ。暗い感じじゃない。ちょっと宇宙感がある気がする。
君がどこかに落とした トワイライトの彗星
一緒に見つけてあげる だから追い越して追い越して
山Pの優しい、鼻にかかったような甘い声がささやくように歌い始める
息の音がセクシーだなぁ。なんかこう、じわじわ心をくすぐる声
孤独が足踏みしてる 時計の針は痛いね
真夜中のオーケストラ 指揮者は君に任せるぜ
指揮者は君に任せるぜ、は山Pお気に入りの歌詞みたい。ひゅーいがよくライブで指揮者のような手振りをするのをなんとなく思い描く。そういえばあの時、つられて私たちも指揮者みたいに手を振ったりするんだ。
今にもわんわん泣き出しそうなその青い瞳は
僕らの住んでいるこの星に似ているような気がする
ワンワン泣くと聞くとどうしても第三惑星交響曲を思い出しちゃう(笑)
小説の一部のような綺麗な文章だ、イイなぁ。
宙を舞ったゴミ袋が 僕には天使に見えるよ
立ち上がって走る君が 僕には未来に見えるよ
初めてこのサビを聴いたときに思い描いた風景は、前にも一度イメージしたことのある風景でした。ひゅーいが前にツイートしていたそのままの歌詞だったから、何だかこの曲ができる時に立ち会えた?ような感覚になってしまって感動でした。
それにしてもひゅーいの作る曲のサビは、どうしてこうも高揚感に包まれるんだろう。今回はビニール袋がふわっと舞い上がって、ふと時間が止まるような感覚になる。それが天使に見えるという綺麗な心がとても美しい。それは例え周りがどうであろうと、舞い上がったのがゴミであろうと、ひゅーいの世界がそこにはある。
君がなんにもいわずに 残していった彗星
僕はうんとうなづくよ だから追い越して追い越して
大切な人との別れを想像する歌詞。なんにもいわなかったのにうなづくんだ。うん、っていうのが可愛くて、切ない。
泣いてなんかいないぜ 伸びてく影に小さく手をふるよ
二つが遠く遠くなるまで見失えるように
二つとはなんなのだろう。別れて旅立つ人の背中を押すような言葉。見失えるという表現はなんだか悲しい。
風に舞った週刊誌が 世界の終わりを告げても
ふざけあって転げた日を僕は忘れはしないだろう
オーディエンスの声援は 旅立つ君のファンファーレ
いつだってこの胸の中に 君がいるから僕は笑えてるんだ
この曲は、確かなものが心にあるという感じを受ける。私はこの辺から 君=ひゅーい と思って聴いている。
引きこもってた少年が その音楽を聞きました
愚痴をこぼしたOLがその音楽を聞きました
君がタクトを振りかざし 僕らは何度も夜明けを見た
音楽を聞いたという表現はシンプルだけど、音楽を聞いてその人の世界が変わっていくのが分かる。
私も何度も夜明けを見た。
宙を舞ったゴミ袋が 僕には天使に見えるよ
立ち上がって走る君が 僕には未来に見えるよ
オーディエンスの声援は 旅立つ君のファンファーレ
いつだってその胸の中に 僕がいるから振り向かずに行くんだ
君の胸の中に僕がいるから振り向かずにいく。2番のサビとは違って君の話になっている。
この曲は美しい瞳を持つ君への応援歌なんだなぁと思う。他の人にはそう見えなくても、僕には見える、だから大丈夫、みたいな。ひゅーいの曲は一見ひゅーいだけの独特の世界の感じがするけど、必ず歌う相手がいる気がするのです。
この歌詞を見たとき、表現とか、すごいひゅーいらしい曲だと思いました。発売の日かなんかにショートバージョンを効いたときも、あー、めっちゃひゅーいやぁー!と思っていたんですけど、実際このアルバムを通して聞いてみると、すごく山Pになじんでいて、山Pの曲だなぁと今は素直に感じています。まぁどっちの曲とか関係ないし、どっちもアーティストとして素敵だなぁと思った曲でした。
私は山Pのこと全然詳しくないけど、YOUではとても豪華なメンバーが作詞・作曲などをしていて、それだけの人を動かす山Pの人柄が感じられます。歌詞カードを見ながら聴いているといろんなコラボを楽しめて良いです。私的には川谷絵音さん作詞・作曲の「戻れないから」という曲もとても好きでした。音楽っていいなって思えるアルバムです。