らせん です
行きたかった場所に行けたのは
初めて行った時から
5年5ヶ月の月日が経ってました
まぁまぁ
それまでなにをしてたのかね
それでもその目が
もう一度興味深く
ここを写してくれたのは
嬉しいけどね
呆れ半分
ぼやき半分
ほんの少しの嬉しさを含んだ
そんな緑のお茶碗山の
あったかい言葉が聞こえてきました
*山の階段探険隊
緑のお茶碗 探険番外編その13 参照
リフトに座ったら
足を地面につけない登山をして
あっと言う間に
緑のお茶碗の縁に立つ
お日様の光を遮るものもなく
ほのかに吹いてくる風も
なんて優しく暖かい
5年5ヶ月ぶりの 大室山 です
歩きはじめてなんとなく違和感
お茶碗の縁である
歩道が整備されている
石の多い歩道は
真っ白なコンクリートに
いつのまにか変身してました
真っ白な今の階段と
垢抜けない以前の階段
歩道の周りの草たちも
お行儀よく刈り込まれて
まるで山自体が
制服を着たような感じ
一体どうしちゃったの
私立の学校に入学したみたい
三角点にタッチしてご挨拶
久しぶりにきましたよ
まだおへそを曲げて
遊歩道に背を向けてるの
それともはるか昔の噴火で
あなたが作り上げた海岸線と
街を思う存分見ているの
ぐるっと回ってくると
わたしの好きな場所が現れます
火山岩のゴツゴツした一角
ここにだけ少しの木が茂り
見知った山の雰囲気を醸す場所
ここには昔むかし
親子の狐が住んでいたとか
巣穴があったとか
5年5ヶ月前に着た時には
そのことを書いた看板があったけど
なくなってしまいました
狐が住んでいたことを
わたしは覚えておきましょう
大室山 標高580メートル
登頂 です
5年5ヶ月ぶりの山は
冬でもふんわり暖かく迎えてくれました
出会ったコガネムシは
とてもきれいなメタリックレッド
素敵な山行になりました
緑と赤 もうすぐクリスマス なひと時です