らせん です
今までと同じメーカーで
新しい靴を買ったのは
7月に入ってすぐ
今までと同じメーカーで
自分の足にしっくりくる靴です
これからよろしくね
ステキな靴を手に入れたものの
その頃はまだ梅雨明けしてない神奈川県では
試すことが出来ないまま
ぼんやり過ごす毎日
そして
梅雨明けの3日前
明け方のどしゃ降りがやんだのを
確かめて
山の階段探険隊は出発しました
気持ちの良い陽射しが木漏れ日となって
行く先に降りそそいでいます
明け方前に降っていた雨を含んで
苔や道端の草が
清々しいくらいに青く揺れています
耳を澄ますと
サラサラ。。。
ぴちょん。。。ぴちょん。。
小さな流れや雫の音が
風の音に負けないで聞こえてきます
雨上がりの鷹取山への道は
いくつもの天然の階段
今日はたっぷりの水を含んで
ひと足歩くごとに
いたずらっ子みたいに
足をすくおうとします
みずみずしい土の香りを胸いっぱいに
吸い込みながら
新しい靴は頼もしい相方のように
張り切って前に進んでくれます
途中の沼間の三角点
前に来たときより
鬱蒼と茂った夏の藪の中で
ひっそりと待っていてくれました
その小さな空間には
芳しく香るヤマユリ
足元にはメタリックに輝くトカゲ
こうして山でナニカに出会えることは
宝物みたいにうれしい
@神奈川県鷹取山
鷹取山 130メートル
不思議な世界
まるでここがどこなのかわからなくなる
異世界との境界になっているような
直立した壁や
ハーケンを打ち込んだ後のたくさんの穴は
ひとつひとつが
今いる世界とはちがう場所への鍵穴にみえます
覆いかぶさるような木々が
わたしのことを見下ろしている。。。
靴の履き心地は最高でした
新しい靴を試すのに鷹取山は
最高の山でした
ヤマユリがここでもかぐわしく香り
元気づけてくれます
ジメジメとした梅雨の最後
鷹取山の探検の3日後に
関東は梅雨明けをしました
わたしの靴が雨の痕跡を
全部持ち去ったのかもしれない
なんて
それは壮大なことを考えたりして
現在熱暑の真っ最中 な気分 です