らせん です
町の中のわかりにくい登山口から少し登ると
ちょっと見ただけだと
横浜市最高地点 159.4メートル
日曜日はいい天気
朝ごはんのワッフルを食べてる途中
急に出かけたくなりました
唐突に頭に浮かんだのは
息子②の言っていた
筋肉は使えば使うだけそのことを覚える
そして単純なわたしは
それを実践してみたくなりました
電車に乗りバスに乗り
午前というよりお昼に近い時間になって
可愛いらしい山の登り口に
あっと言う間に立っていました
町の中のわかりにくい登山口から少し登ると
そこは街中だとは思えない景色が
いつでも待っていてくれます
笹のトンネル
潜る前には必ず深呼吸
青笹のにおいは七夕のにおい
ここにも短冊を結ぶ笹を
わけてもらいに来る人がいるかしら
木漏れ日がなんてきれいでしょう
汗ばむ首すじを撫でるように吹く風が
気持ちいい
数分前に通ってきた道の下には
家の屋根が見えていたのに
ここはもう北条一門の領地内です
歴史の狭間に埋もれてしまい
なまえも伝わっていない武士や姫君のお墓が
あちこちにひっそりと佇む場所
そんな中を一年中積もっている落葉を踏んで
さくさくと歩きます
ちょっと見ただけだと
アスレチックかしら
と思ってしまう 大平山 に到着です
鎌倉市最高峰 大平山 159.2メートル
少し手前には栄区上郷の
横浜市最高地点 159.4メートル
ふたつの市の最高地点を制覇しました
大平山から見える
ぽっこりした緑の塊は
わたしの大好きな場所です
もちろん寄らないわけがありません
小さな小さな 天台山 141メートル
お顔を見せに来ましたよ
お元気ですか
またここに来られて嬉しいです
小さな祠と三角点
ひっそり静かな空間が待っていてくれました
いつでもここは静かです
わたしはこの山神様のお膝元が大好きです
山神様の眷属が御用のときに通る
獣道も前と同じにありました
これからどんどん夏草が伸びて
この道も見通しが利かなくなるでしょう
なんだかここに潜って行きたい
いえいえ やめておきましょう
それは越権行為ですから
大平山と天台山
ふたつの山でわたしの筋肉は
山の歩き方を覚えてくれたかしら
この前行って歩いた時のことの上に
重ねて覚えてくれたかしら
使えば使うだけ筋肉は覚える
アタマで覚えられないなら
体でしっかり
細胞の中までしっかり
いろんなことを記憶してもらいますよ
そんなことを考えながら
花盛りのクサフジを見てました
重ねて重ねて な気分です