
いよいよ8月に入りましたね


さて、先日ですが「小さな大横綱」と讃えられる昭和の名横綱、元千代の富士さんがお亡くなりになられました


引退会見は今も鮮明に覚えています

「体力の限界・・・」次の言葉まで数秒かかり「気力も無くなり、引退することになりました」
人生においてもついに体力の限界が襲ってしまいました

本当に素晴らしい力士だったと思います

角界初の国民栄誉賞、さらに角界初となる通算1000勝、歴代3位の53連勝、通算優勝回数31回など、記憶とともに記録にも残る名力士です

一代年寄も辞退され、九重部屋を継がれたところに、九重部屋への思いや先代の千代の山さんへの思いを感じます

私事ですが、九重親方とは何度かお会いしたことがございます

手前味噌で申し訳ありませんが、九重部屋に入門しないかとスカウトしていただきました

中学3年生の頃、まさかとビックリしました

背は高い方でしたが、そんなにお相撲さんっぽい体ではなかったんですけどね

小学生から野球に水泳に柔道と、様々なスポーツをかけもちでやっておりました

そんな中、野球部とバスケットボール部との寄せ集めチームで相撲大会に出たのがきっかけでした

あれよあれよと勝ち進み、県大会で団体優勝、九州大会でも団体3位と寄せ集めの素人チームでここまで勝つなんて信じられませんでしたよ

そして全国中学生相撲選手権大会、通称「全中」に出場しました

それを見られたのか、スカウトに来ていただきました

その時は小学生の頃からご指導いただく監督のところへ進学するため「高校の監督に恩返しがしたいので・・・」とお断りしました

その後も数回ですがお会いいたしましたが、本当に男前で優しい方でした

なんでこんな私をスカウトにとずっと考えておりましたが、もしかしたらご自身と重ね合わされていたのかもしれません

親方自身、中学時代より陸上でとんでもない才能を発揮されてましたが、たまたま地元の相撲大会に出場し、スカウトされたと聞いてます

私は陸上ではないものの、他のスポーツをしていましたし、なんとなくですが・・・
昭和の大横綱大鵬、憎らしいほど強い北の湖、そして千代の富士、角界のレジェンドがまた1人亡くなってしまいました

遠く九州の地より、お念仏申すばかりです

南無阿弥陀仏
