2999作目は雑さを感じ面白みを感じなかった作品を・・・。
『イット・アワーズ』
2018年アメリカ作品。
「アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ」シリーズの製作陣が恐怖の輪廻を描いたホラー。
-あらすじ-
高校時代にエリートだったマニーは、今では妻アリシアの両親と同居し、義父フランクの
不動産会社を手伝いながら生活をしていた。フランクは頼りないマニーを目の敵にして
おり、家賃を滞納している一家を追い出す仕事も、マニーを憂鬱にさせた。そんな中、
マニーは新たに担当となった家に向かうが、そこには高校時代の同級生ケヴィンが
寝たきりの母親と住んでいた。マニーは仕事と割り切り一家を退去させるが、その後、
ケヴィンの母親は亡くなってしまう。そして、その日からマニーに不可解な出来事が
起こり始め、ついにはマニーの家族をも巻き込まれていく…。
-感想-
カルマのネタは悪くは無いんですが映画では生かしきれておらず面白みに欠けました。
お話は友人自身も冒頭のシーンで女性をひき逃げするなど罪を犯していました。
悪魔はそれらに乗り移りターゲットが酷い目に遭わされると遭わせた相手に取り憑いていました。
主人公は悪さしたためと知ったことでいい事をしていきますがそれでは解決しませんでした。
義父の霊やそのあとに死んだ友人の霊に主人公は襲われつつも何とか逃げ出します。
一方で主人公の妻は神父に助けを求めた後に家に帰ると主人公達と揉めた男が乗り込んできます。
駆けつけた主人公は男に刺され妻が襲われるときに最後の力を振り絞り男を撲殺します。
主人公も死んで妻1人になりそこに神父が駆けつけたところでエンドです。
まず冒頭の友人は車に轢かれたんじゃないかってところがすっかり放置されてしまっています。
罪人に取り憑く悪魔もちゃんとした法則がないので取り憑くところもざっくりしてしまっています。
あとは乗り込んできた客の男も乗り込んでくる様子も唐突すぎてちゃんとした理由が欲しいですね。
もっと説明的な描写か映画自体を作り込まないと違和感ばかりになってしまいますね。
義父が死ぬシーンも呪い的な描写が無いと恐ろしく間抜けな死に方ってだけになりますね。
悪魔的な姿が一切出てこないので呪いと言う雰囲気を感じにくいかもしれません。
まあネタを生かせればファイナルデスティネーションシリーズっぽくなったかもしれません。
生かせていないので地味にいいところがほとんど無い面白みの無い作品になりましたね。
そんな感じで地味に面白くない作品なのでそれでも興味がある人だけ見てみてください。
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