1245作目は人狼ゲームとは面白さの欠片もないシチュエーションスリラーを・・・。
『リアル人狼ゲーム 戦慄のクラッシュルーム』
2014年作品。
バラエティ番組で人気の人狼ゲームの映画化「リアル人狼ゲーム」の続編。
-あらすじ-
4階建てのやや古びたマンションで、出張から戻る彼氏の部屋に向かう谷口麻衣。
手慣れた手つきで403号室の鍵を開けると、中で見知らぬ7人の男女が激しく揉めていた。
間違いなく彼氏の家に入ったはずの麻衣は、理解不能なその状況に混乱する。7人とも
この部屋が自分の部屋だと思っており、麻衣が入ってくるまでに何度も同じ質疑応答を
繰り返し、1部屋を9人の人間がシェアしているのではないかと推測していた。そして
それぞれが持つアルファベットが刻まれた鍵が、部屋を出るためのヒントだと考えていた。
さらに、浴室には身元不明の死体が置かれていた。混乱の中、この部屋の住人の一人の
通報で呼ばれた警察官と大家が、403号室のドアを開ける。しかしそこは空室で、
部屋の中には誰もいなかった。警察官は通報者の携帯に電話し、このマンションが
明日解体されることを告げる。明朝のマンション解体までに死体を殺した犯人を見つけ、
鍵に仕組まれた謎が解ければ外に出られるようなのだが……。
-感想-
劇中で1回も人狼ゲームと言っていないしグダグダなシチュエーションスリラーでしたね。
お話は原因を説こうとする人達に時折主犯格とおぼしき管理人から電話で連絡があります。
その間にも1人ずつ犠牲者を出していき最後の2人になったときに謎が解けます。
実は暗闇になったときにだけ現れる管理人が最後の鍵を持ち部屋の中の人々を殺していました。
ラストは現実世界の管理人である家主が大家さんに出ていくように促されエンドです。
劇中では一切も人狼ゲームと言っておらず内容もわずかに共通点があるだけです。
だから制作者はこれを作るにおいて人狼ゲームをモチーフにしているのか疑問です。
お話的にも主催者が最後の鍵を持ち姿が見えないし殺人鬼だしどうにもならない展開です。
絶対無理という内容じゃサバイバル要素もなく最後まで見ても時間の無駄ですね。
こう言う映画では謎解きがメインになりますがほとんど謎解きをせずに否応なく殺されます。
スプラッター要素もなく同じような殺され方でその辺も全く楽しめませんでした。
主人公が実は犯人だったというオチはいいんですがあっさり始末されるあたりはショボかったです。
AKBの人が主演とのことですがどの人がAKBかはさっぱり分かりませんでした。
そんな感じで名前だけ人狼ゲームの面白味のない作品なので自分からはお勧めしません。