523作目はアイドル映画にしては面白い作品を…。
『ロストハーモニー』
2011年作品。人気モデル広瀬アリスが映画初主演。 フレッシュなキャスト勢ぞろいで贈る青春ホラー
2011年12月、ヒューマントラストシネマ渋谷、キネカ大森にてロードショー公開された青春ホラー。
山奥の湖畔のコテージに訪れた合唱部員たちが、過去の殺人事件の謎に巻き込まれてゆく…。
-あらすじ-
南ヶ丘女学院合唱部のメンバーたちと引率の教師は、間近に控えたコンクールへ向けて強化合宿に
やってきたが、予定外の事情で急遽宿泊所の変更を余儀なくされる。仲間の間で流行中の
携帯タロット占いゲームでラッキー度を競いあい、合宿中の当番を決めようと盛り上がっていると、
人体の一部らしき画像がカードに浮かび上がる…。気味悪がりながらも高得点にはしゃぐ生徒たち。
到着したのは湖畔に佇むコテージ。早速練習を開始するメンバーたちに何者かの影がつきまとう…。
そして、メンバーたちは一人、また一人と襲われていく…。14年前に起きた事件に隠された秘密。
彼女たちを狙うのは猟奇殺人鬼なのか、それとも悲劇の舞台に宿る怨霊の仕業か…!?
-感想-
いろいろ足りないところもありますがアイドルホラーとしてはそこそこいいんじゃないでしょうか。
お話は怪我をした生徒を病院に連れて行こうとしますが車を走らせてもこの場所から出られません。
一方コテージのほうでも目玉を潰された女子生徒が何者かに操られ他の生徒を襲い始めます。
そこに過去の時期を見つけどうやらコテージの管理人が犯人かと言う話になります。
実は殺人事件の犯人は合唱部の顧問で管理人は濡れ衣で捕まっただけでした。
操られた女子生徒は殺されてバラバラになりその失った部分を探しております。
それがタロット占いの絵でありその通りに殺していき主人公?の部長の友人まで殺し尽くします。
そしてその霊は消え顧問が喜んでいるところに部長が顧問を刺し殺します。
その後他の女子生徒がタロット占いをすると部長達が持っていた人形が場面に出てエンドです。
映画としては駄目駄目で何故一番の敵がある顧問を殺さず生徒達を殺すのかと思いました。
正直自分のパーツ探しなどせずさっさと自分を捨てて殺した顧問を殺せよという感じです。
序盤でも顧問と出来ている後に操られる女子生徒の視点で始まっているのもちょっとおかしいですね。
そもそも主人公扱いの人は部長のようですし後半間際まで誰が主人公がさっぱり分かりませんでした。
正直怖く無くスプラッターシーンはかなりライトでそのあたりは全く見応えが無かったですね。
霊の姿はぼんやりして姿がよく分からないしちょっとしか出ないので活躍はあまり無いですね。
でも合唱部が仲良し集団じゃなく結構ピリピリしている所は結構いいですね。
しかも出ている女子生徒達も演技を頑張っていますし脇役にベテラン俳優さんもいい仕事をしています。
その部分も突然意味不明に豹変したりなど違和感もありましたがそれは演出のせいでしょうね。
あくまでもアイドル映画ですがその中では結構出来はいいと思います。
そんな感じでアイドル主体のホラー映画が好きな人にはお勧めできる作品だと思います。